最近

日記を書きたいと思っているのだけど、毎日何をしているのかよくわからなくて、結果、最近は思い出話ばかり書いているような気がする。でもまあ、思い出すことというのはわりとたくさんあるし、それを書くのはとても楽しい、というか、思い出すという作業自体が、好きなんだと思うんですけど、そんなとき眉間のあたりをちらちらするのが「何を見ても何かを思い出す」という言葉のことなのだった。
どうやら、ヘミングウェイの短編小説らしい(なのかな?)ということは知っている。ヘミングウェイといえば、マッチョ、というイメージがあり(どこで得たイメージなのか不明)いままで敬遠してたんですが、そろそろ読んだ方がいいのかなぁ、とか考えつつ、
でもほんと、何を見ても何かを思い出すんだよな、と思う。ただ、まったく新しい、初めて見るものというのもたぶんあって、そういうときにはきっと、いつか思い出す何か、が生まれてるんだろうなと思う。……とか、昨日書いたけれど、でもほんとうに、そうだろうか。思いださないものってあるだろうか?
例えばタイムマシンが目の前にあるとする。タイムマシンなんてこれまで見たことない。でも、それはいろんな物語と繋がり、素材(なんだろう、鉄? )や形状から、何も思いださないなんてことはきっとない。
そう考えると、初めて見るものっていうのは、もしかすると、個性、なんじゃないかなと思える。
それがタイムマシンである、ということを知ったとき、それはやっと「新しい、初めて見るもの」になるんだろう。その、知ると知らないの境目ってなんだろうな。