「magic hour」/キセル

magic hour

magic hour

キセルの5枚目のアルバムをきいたとたんに、思い出されるのはやっぱり朝霧の朝。あのときのライブは新曲中心だったけど、なんともなじみ深く、キセルらしい時間だったと思う。
構成はほぼ前作(id:ichinics:20050629:p1)の流れを受け継いでいるし、手触りはかわらないのだけど、でもアルバムを重ねるごとに、少しずつ、まるく、力強くなっているようにも思う。
キセルのアルバムにはいつも、とても好きな音が詰まっている。
懐かしい未来のような、昼下がりの光のような色が、物語のように広がっていく。
中でも、「君の犬」という曲のことは、朝霧で聞いた時からなんどもなんども思い返してきた。