- 作者: びっけ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/01/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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物語の舞台となっている国では、幼い頃にもっとも波長が合うパートナーを割り当てられる。その組み合わせは補給者と供給者で構成され、補給者は供給者から力をもらい、供給者は補給者に力を与えることで生きている。力の受け渡しは唇…ってつまりキスするわけで、だからこの作品にはとてもたくさんのキスシーンがでてくるわけですが、それがどれもすごくいい。あーこの人キスシーン描くの好きなんだろうなあとか思いながら、どれもすごく切ないというか、力の受け渡しであってもそれは信頼関係なんだなあとか、そんなこと思いながらにやにやして読み終わりました。
以前読んだよしながふみと羽海野チカさんの対談(前出た本に入ってるのかな?)にあった、「やおい」とは、というくだりが、この作品ですごくふにおちた気がしたので、もうちょっといろいろ見てみようと思います。なんていうか、それは「関係性」を指すのかな、とか。