ベイビーの卵/鈴木志保

ベイビーの卵 (PIANISSIMO COMICS)

ベイビーの卵 (PIANISSIMO COMICS)

単行本未収録の短編集。1作品ごとに著者コメントがついているのがうれしい。
デビュー前(?)の投稿作品(「スキップ」/1988年)などもあったりして、ああ鈴木さんは80年代の人なんだなってことを改めて思う。東京に行く男の子と、地元に残る女の子の「木綿のハンカチーフ」のようなお話なんだけど、このタイプのお話で、ハッピーエンドって初めて読んだような気がするな。
正直にいうと、なんの話なんだろう…って首を傾げながら読んだものもあったけれど、鈴木志保さんの漫画の要素となっていくものの原型があちこちに見えて楽しかった。そして、すごくさみしいようで、でも絶対にハッピーエンドの光がある。それは続いているのだなと思った。