スチャダラパー 20th. Anniversary スチャダラ2010〜オールスター感謝祭〜@日比谷野外音楽堂

自分がスチャダラパーを聴き始めたきっかけが何だったか、今となってはよくわからないのだけど、でも確実に、自分のお金で買ったCDの最初の10枚には入っていて、本当に熱心に聞き込んでいたし、今でも私の連想の何割かはSDP経由だと思う。
例えばちょっと前、「詮無い」の「せん」が「栓」でないということに気がついて辞書を引いて、今まで「せんない」という音に感じていた、「栓がなくて水がじゃんじゃんながれてしまってもうだめだ」みたいなイメージが勘違いだったということを知った。
そして私が、そういうときに思い浮かべているのは、こんな曲だったりする。

「ヒマだねー」ってよく 言われるぼく
言われると確かにそう思う
気がつくと何だか罪悪感
感じてる自分こそなんだ
そもそも「ヒマ」って言葉自体
まずいい意味では使われない
辞書でヒマってひいてみた
これもまあ ヒマのなせる業
「ヒマの過ごし方」

なんて具合に、歌詞を抜き出してみると、改めてこのテンポのよさにぐっとくる。普通に喋っているようで、もうそこにリズムができている。
そんなことに気づくたび、そのトラックも、描く風景も、詞も、大好きだーって思います。
そんなスチャダラパーが、なんと20周年ですよ! というわけで、日比谷野外音楽堂で行われた20周年ライブへ行ってきました。

当日は、本編開始前に同じ日比谷公園内の小音楽堂でフリーライブもやっていて、ギリギリ最後30分くらいに間に合った。いい天気で、とても気持ちの良い場所でした。
そこから日比谷野外音楽堂へ移動して本編へ。自業自得ながら、当日はあんまり体調がよくなかったんだけど、「ノーベルやんちゃDE賞」で開幕ってのに、一気に気分が盛り上がった。いよいよですよーどきどきですよー!
そのまま立て続けにSDPクラッシックをメドレーで連発。ああこれがまたライブで聴ける日がくるとはねーって、気分はもう中学生でした。やったー!

そのままステージは20周年のお祝いらしく、様々なゲストがきてゲスト曲をやったりなどなど。約4時間お祭りが続きました。
まさかこれやるとはなーって思ったのは「コロコロなるまま」かな。それから本編ラストの「彼方からの手紙」や、夕暮れの「ライツカメラアクション」も忘れられない。
そしてアンコールに「GET UP AND DANCE」ですよ! ほんとうに全員だったよ。まさかこの光景がまた見れるとはなあ。ライブ後に友だちと、「もうJUD0は初段じゃないかもね」「イシグロは本州出たよねたぶん」とか話しつつ、お互いに歌詞ほとんど言えちゃうのに笑った。
そしてラストのサプライズについては、もうあちこちで触れられてることと思います。
贅沢をいえば、締めにSDPのテーマ*1をもう一回聴きたかったなーって思うけど、それはまあ次回を楽しみにすることにして。
ほんとうに、20周年おめでとうございます。そしてこれからも楽しみにしています。

*1:とか、これがSDP!っていうような曲