「日曜日はマルシェでボンボン」1巻/かわかみじゅんこ

日曜日はマルシェでボンボン 1

日曜日はマルシェでボンボン 1

初めて「パリパリ伝説」を読んだとき、かわかみさんて面白い人なんだなーって、それまでの作品とのギャップに驚いたものですが(絵も全然違ったし)、この「日曜日はマルシェでボンボン」はちょうどパリパリ以前と以後の中間のような作品で、ああどっちもかわかみさんなんだなーと思ったりしました。面白かった。
「日曜日はマルシェでボンボン」は、ジュリエッタという8歳の女の子が主人公のお話。恋におしゃれに活動的で、でも何より大事なのは自分の感覚で、フランスの女の人ってほんとそんななのかしら、とか思いつつ、大きく頷いたり、自分もがんばろ、なんて思うところもあったり。何より彼女の視線には先入観がなくて、とても気持ちがよかったです。
レミが主人公の話にでてくる90歳のひいおばあちゃんもよかったな。そうだよなーって、読み終えて、なぜか麦茶一気飲みしたりした。