なつやすみ

仕事がお昼で終わった日、思い立って野中ユリさんの個展へ行った。初めて行くギャラリーだったのだけど、思いつきでも携帯があればすぐ会場が調べられるというのは、本当に便利だ。
会場である「LIBRAIRIE6/シス書店」*1では、野中ユリさんの作品だけでなく、常設展示をやっているといういろいろな人の作品を丁寧に解説していただいて、とても楽しかった。特に山本昌男さん*2という方の写真がとても素敵で、消え入りそうな鳥の写真と、発光しているかのような水溜りの写真が気に入って、他の作品もあればぜひ見てみたいなと思った。
ギャラリーを出ると真昼の強い光がわっと押し寄せてきて、なんだか先ほどまでの時間が夢のような気がした。

日曜日も昼過ぎまで仕事。仕事として、やれることとやりたいことの折り合う点がかすかに見えたような気がして、すこし早足になった。
夜の待ち合わせまで時間があったので、行きたかった「ブリューゲル版画の世界展」*3を見にいった。目当ては有名な「バベルの塔」だったのだけど、これは油絵のものしか見たことがなかったので、細かい線が良く見えるのが新鮮だった。会場ではブリューゲルと同・次世代の画家の作品も同時に展示されていたのだけど、今回のポスターにも使われている絵のようなユニークさがあるのはブリューゲルの作品だけといってもよかったと思う。画面のあちこちに書き込まれたキャラクターには、アニメーションぽい動きがあって、見ていてとても面白かった。

夜、友だちとあって近況を報告しあって帰宅。そして今日から夏休み。