乗り物酔い

誰かに話したいけど、何を話していいかわからないようなときに、インターネット日記は便利すぎるなと思う。でも、もしこれがなかったら、誰かに電話をしたりするのかというと、それも違うだろうなと思う。
「ビッチマグネット」という小説のことがわたしはあまり好きになれなかったけれど、あそこにでてくる『架空の物語っていうのは、本当のことを伝えるために嘘をつくことなのだ』という言葉は本当にその通りだと思っていて、だから
そのたったひと言にたどり着くために、長い回り道を必要とすることもあるのだ。

なんて具合に、最近はずっと何かのまわりをぐるぐる回っているようで、そろそろ目も回りそうで、ちょっときもちわるいです。
要するに! とジョッキ片手に勢いよく口を開いたら、簡単なひと言になって出てきそうな気もするんだけど、なにがでてくるかわからないので危ない。

ともかく、日記を書くのは目が回らないよう一時停止するようなものでもあるんだなと思う。