虹、塩麹、れんげ

右の道から行くか、左の道から行こうか、少し立ち止まって考えていたときに、自転車で目の前を通り過ぎた女の子が「あー!」っと叫んで、そちらをみると大きな虹がかかっていた。つられてわたしも虹の方向に向かって歩き始め、写真を撮りつつ、全体が見渡せるとこまで行きたいなと思いしばらく歩いてみたものの、次第に虹は薄まっていってしまった。

後からtwitterを見ると、同じ時刻にたくさんの虹写真があがっていたようで、この日(id:ichinics:20090721:p1)のことを思い出したりした。

近くに住んでいる友人におすそわけしていただいた塩麹がとてもおいしい。湯通しした青菜に合えたのと、鶏肉を漬け込んだものと、この記事(http://portal.nifty.com/2011/03/28/c/)にのってたバケットのせを作ってみたのだけど、特に鶏肉はまぶして2日置いて焼くだけで、まるでスモークチキンのようなうまみがあって香ばしく、思わず皿を持って誰かに食べてもらいに行きたくなるようなおいしさだった。いままで食べたことのない、おいしいものに出会うのは楽しい。

つい一昨日にはコートをクリーニングに出したことを悔やむような寒さだったのに、日曜は雨上がりの晴天。半そでの人をたくさんみかけた。大根花、花ニラ、ひめおどりこ草、はこべ、ぺんぺん草、など見慣れた草花が今年もちゃんと咲いているのを見かけるとほっとする。ほっとするのは、自然環境が…とかいうことではなくて、それが私の知っている定番の「春」だからなのかなとか思う。
近所のたんぼはいつの間にかれんげ畑になっていて、しばらくしゃがみこんで写真を撮った。立ち上がって振り返ると、先ほどまでの自分と同じ姿勢でれんげの蜜を吸ってる小さな男の子たちがいた。