「シティライツ」1巻/大橋裕之

シティライツ(1) (モーニング KC)

シティライツ(1) (モーニング KC)

twitterで何人かの漫画好きの方がおすすめしてたので買ってきたのですけど冒頭の数話を読んで「ああこれ私の好きなやつだ!」って思ってとても嬉しくなりました。
物語に裏がないというか、よいことわるいことというような「意味」はなく、ただそうなったことを描いているようで、少し面白かったりせつなかったりするのがとても心地良い。
全体的に小学5年生ぽいというか、別に小学生がでてくるお話ではないんですけど、毎日を過ごすうえでの小学5年生なりのこだわりみたいなものを描いたお話が多くて、特に口に出すことはなくても、こういったことを考えたことは自分にもあったと感じるような、懐かしく同時にせつない漫画でした。そういうとこは少しいましろたかしさんの漫画に近いような気がします。特に「アテもなくハムトースト」の感じ。そんなことしてどうするの、とか聞かない感じ。
とてもシンプルな絵柄なんですけど、光の表現だけはとても細かくつけられているのもぐっとくる。
「シティライツ」っていうタイトルもすごくいい。