- 作者: 大橋裕之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: コミック
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物語に裏がないというか、よいことわるいことというような「意味」はなく、ただそうなったことを描いているようで、少し面白かったりせつなかったりするのがとても心地良い。
全体的に小学5年生ぽいというか、別に小学生がでてくるお話ではないんですけど、毎日を過ごすうえでの小学5年生なりのこだわりみたいなものを描いたお話が多くて、特に口に出すことはなくても、こういったことを考えたことは自分にもあったと感じるような、懐かしく同時にせつない漫画でした。そういうとこは少しいましろたかしさんの漫画に近いような気がします。特に「アテもなくハムトースト」の感じ。そんなことしてどうするの、とか聞かない感じ。
とてもシンプルな絵柄なんですけど、光の表現だけはとても細かくつけられているのもぐっとくる。
「シティライツ」っていうタイトルもすごくいい。