- 作者: 入江亜季
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/11/16
- メディア: コミック
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入江亜季さんの漫画は好きなのに、なんでこれを今まで読んでなかったのかというと、「Fellows!総集編」*1で冒頭を読んで、ちょっと主人公が苦手だなと思ってしまったからだったなというのを思い出しました。それは例えば、「となりのトトロ」でサツキに感情移入してしまうばっかりにメイが苦手…みたいなものなのですが、ちゃんと読んでみたらそれも些細なことで、とても楽しく読めました。
そして、これは入江さんの「魔法少女漫画」だったんだってことに、1話の段階じゃ気づけなかったんですね。そしてクリィミーマミで育った自分が魔法少女ものを嫌いなわけがなかった。
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「乱と灰色の世界」はスニーカーを履くと大人に変身できる女の子と狼に変身できるその兄、さらに母親と父親という魔法の使える家族のお話。
どんな魔法が使えるのかについては、まだ特に詳しい説明はされていないのだけど、どうやら女性は「魔法」が使え、男性は動物に変化することができる力を持っている(と同時にその動物特有の能力も得られる?)ようです。
乱たちの暮らす町に住む人々は、たぶん魔法は使えない(見た事もない?)のだけど、乱たちが魔法が使えるとバレないように気をつけるというシーンはあんまりなく、秘密にしつつもあっけらかんと派手な魔法を使います。そしてその魔法がどれも楽しいのがいい。
役に立つとかたたないとかじゃない、こんな魔法があったらすてきだなーっていう魔法を絵にしてみせてくれている気がします。
例えば乱が偶然出会った男性、鳳太郎の部屋で壁に木の絵を書いたら、鳥が沢山集まってくるシーンとか、ほんとにかわいくてたまらなかったな。
様々な恋模様も絡んできて今後がより楽しみです。楽しかった!
- 作者: 入江亜季
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/07/15
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