AKB48@東京ドーム/アイドルという物語

8月の25日と26日、AKB48の東京ドームライブに行ってきました。
AKB48は、オフィシャルブログのタイトルが「TOKYO DOMEまでの軌跡」であったように*1、東京ドームでのライブ(およびその翌日に“いつもどおり”AKB劇場で公演するということ)を7年間目標としてきたグループでした。それに今回は長年センターを務めてきた前田敦子の卒業もあり、ファンにとっては特別なライブだったのです。
なので自分もただ単純に楽しみな気持ちだけでその日を待っていたのですが、初日に自分の“推し”である宮澤佐江ちゃんの海外グループへの移籍が発表され、私にとってのドームライブは、予想していたものと全く変わってしまいました。

AKBについてはいろいろと思うところもあるんですけど、とりあえずそれはおいておいて、メンバーに頑張ってない子はいない、と思っているし、メンバーの関係性やチームワークこそが魅力だと考えています。
そんな中で、特定のメンバーのファンになるっていうのは、やっぱり「どの子を主人公に物語を読むのか」ということなんですよね。もちろん、どの子の物語も読み応えがある。面白いグループってきっとそういうものだと思います。そして、私にとってAKBの主人公は宮澤佐江ちゃんだったんです。
それにははっきりした理由があったわけじゃなくて、ただ単純に、自分には彼女のがんばりがいちばん胸に響いたんだと思います。東京ドームの広いステージでも、後列にいても、一番に目に入ってくるし、客席の隅々にまで手を振る姿は、二階席にいても、すごく近くに感じることができたりして、
ほんと、元気で人当たりがよくて太陽みたいな子なんですが(真顔)、ニュースの映像で、そんな彼女が少しあごをあげ、まっすぐ前を見ながら移籍の発表を受け止めている姿を見て、そこに至るまでのいろんな思いは想像することしかできないけど、
私にとっての東京ドームは、自分があの子を応援しようって決めたのは、つまりこういうことなんだ、ということを再確認した2日間になりました。

ライブ自体はとても楽しかったです。
これまでのライブにはありがちだった中だるみもなく、2日めはなんと57曲も披露されたのに、3日間とも半分以上セットリストを変えてくるのはさすがだなと思いました。
AKB48のコンサートは、その曲にある背景(実際のエピソードが描かれている曲だったり、誰が歌ってきた曲か、など)や会場によって見せ方の違う振り付けを楽しむようなところもあるので、自分の中ではこれまで見てきたライブとはちょっと見る気持ちが違ったりします。
そのへんはまだうまく説明できないのでまたいつか、気が向いたら書くかもしれない。
ともかく今は、いろいろとうまくいきますようにって思っています…!

*1:東京ドームライブ後リニューアル