「いつかティファニーで朝食を」1巻/マキヒロチ

いつかティファニーで朝食を 1 (BUNCH COMICS)

いつかティファニーで朝食を 1 (BUNCH COMICS)

朝食観の違いがきっかけで同棲していた恋人と別れ、一人暮らしをはじめた主人公の、朝食をテーマにした連作短編集。
いつも朝はばたばたしてしまい、まともな朝食を食べているとはいいにくい自分には少々耳のいたいところもありますが、実際早起きしてゆっくり朝食を食べられた日というのはそれだけで充実感があるし、この本にでてくる朝食はどれもおいしそうで、いいなあと思いながら読みました。
元同級生の友人たちの視点になるお話もあるんだけど、まあ自分の身の回りと環境の近いキャラクターが多くて、あるある…と思うところも多々ありました。
ただ、せっかく朝食用のテーブルと椅子買ったりしてるのに、出てくる朝食はほとんど外食中心、っていうのはなんかもったいない気もする。あと会社の定時が早い自分には真似できないので、いいなあと思って読むしかないんだけど、食べ物漫画に多い実用的な側面よりも、人間模様に重心がある漫画なので、真似できない自分が読んでも十分楽しかったです。
続きも楽しみ。