シェフ〜三ツ星フードトラック始めました

監督:ジョン・ファヴロー
最高でした。見てる間ずっと幸せな気持ちで、ずっとにこにこしながら見ていたと思う。

老舗レストランをやめた主人公が、フードトラックでキューバサンドを作って売る、旅の過程を描いたロードムービー。料理シーンはテンポよくて楽しいし、登場人物も愉快な人が多くて、見ながら「生きるって楽しい…」みたいな気持ちになりました。
監督が主演もしているんだけど、監督はほんとに食事が好きなんだろうな。パンひとつ焼くのにもめっちゃくちゃおいしそうに料理するし、おいしそうに撮るんですよ。フードトラックで売るキューバサンドはたぶんパニーニに近い感じのサンドなんだけど、そこに旅先の食材をはさんでいく感じも最高。主人公にとっての料理はそうやって更新していくものだ、ということも冒頭の老舗レストランをやめるきっかけとしっかりつながってるんだなと思いました。

最初の老舗レストランをやめるきっかけが、とある料理ブログに酷評をされたことだったり、フードトラックで一緒に旅をする息子がtwitterなどを利用してプロモーションしていたりする様子もとても自然で、映画の中で描かれる「インターネット」が自分の見ているインターネットと比較して違和感がない、っておもったのは初めてのような気がしました。
特に息子はセンスが良い。vineとかで映像とったりしてるのもほんとに良い。
ほんとに素敵な映画でした。食べることや料理することが好きな人はきっと楽しめる映画だと思います!