7月に見た映画

もう8月も半ばということはわかっているんですけども7月に見た映画の振り返りです。

★★★★ とてもよかった
★★★ 好き
★★ うんうん
★ うーん

ブリグズビー・ベア」★★★★


とっても良かったです。
生まれてすぐに誘拐され、そのまま隔離状態で両親(誘拐犯)の作ったビデオ番組を見て育った主人公が、唐突に「現実」と直面することになる……というのが出だし(あくまでも出だし)なのですが、そんなハードな設定から予測される展開が次々に裏切られてゆくのが良かった。
もちろん誘拐は許されることじゃないですし、誘拐犯が誘拐した子をいくら大切に育てたとしたって、我が子をさらわれた親からしてみれば到底許せることではない。
けれどこの映画は、そういった感情もきちんとすくい上げた上で、それでも物事の良い側面に光を当てようという意図をもって作られたお話なのだと感じました。
それから、主人公が世界へと漕ぎだしていく際に自分の「好き」を誰かと共有したいという思いをエネルギーにしているのが良かったな。
彼には選択肢がなかったとはいえ、それに夢中であったことは変わらないわけだし、その好きな気持ちを共有してくれる誰かに出会えたということだけでも、彼は世界に出てよかったと思うだろう

ジュラシック・ワールド/炎の王国」★★


7月もめちゃくちゃに暑かったため、クーラーの効いている室内から出たくないという思いが強く、そのおかげで(?)家で割と映画を見た月でした。その流れで、実は今まで1作も見たことがなかったジュラシックシリーズもprimeビデオで予習し迎えた新作です。予習しようと思ったのは主にクリス・プラットが好きだからです。
前作で、「そんな服装(白っぽいタイトスカート)でジャングルを走るつもりか?」みたいなことを言われてなぜかシャツの前を結ぶという謎行動をしたクレアが恐竜保護団体の代表?みたいになってる変わり身の早さはちょっと面白かった…。けど、前作と比較しても人間の側が自業自得すぎるので、終始どこに気持ちを寄せたらいいのかわからない新作ではありました。まあ恐竜はみんな悪くないからね…。パキケファロサウルスが好きなので可愛い見せ場があってよかったです!

BLEACH」★★


「髑髏城の七人season上弦の月」の捨之介と天魔王が出ているということで楽しみにしていた映画。実際の撮影は髑髏城より前らしいのですが、時系列的に2人の殺陣がまた見れてひたすら嬉しい映画でした。
原作については15巻くらいまでしか読んでおらず、当時好きなキャラは水色だったんですけど(システムオールグリーン…)、水色について影も形も無くなっていたのはちょっとショック(でも薄々そうだろうなと思ってはいた)。
ですがおそらくシリーズ化される映画の1作目としてはとてもわかりやすく、テンポもいいし音楽の使い方なんかにも「BLEACHっぽさ」を感じられてとても楽しかったです。
特に好きだったのはだんだんと強くなっていくのがよくわかる一護の修行シーンと、恋次との殺陣! 恋次の殺陣については、蛇尾丸が形状変化する前段階をじっくり見せてくれるところに、早乙女太一を起用したこだわりを感じました。
白哉についてはほとんど殺陣なかったけど、青空バックにしたキメ絵にすごいBEACHを感じました。MIYAVIさんは「キングコング 髑髏島の巨神」にも出ていたのでここも髑髏つながりだなあ〜と思いました。まだまだ髑髏城を引きずっています。

7月に見たのはこの3本ですが、その他、「メタルマクベス」のゲキシネを見に立川シネマシティに行ったり、「舞台 刀剣乱舞」のライビュを見にTOHOシネマズに行ったりしてたので映画館には割と行っていた気がします。
刀剣のライビュは天魔王後の鈴木さん目当てなところもあったんですけど、こんな密度の濃い舞台を続けていたらそのうち精霊とかになってしまうんじゃないかな、と少し不安になりました。でももっと見たくなる中毒性がある俳優さんですね…。あと今回は特にすごく好みの題材だったっぽいのですが、そこに関しては千秋楽だけ見るよりも、複数回見ていた方がより驚きがあったりしたのかな、とは思いました。
あとメタルマクベスも始まったので(これについてはまた改めますが)、昨年末以来、髑髏城から派生して追いかけてるものが増えてるのは相変わらずです。楽しい。