引越し日記

GWは引っ越しをしていました。

前日

引っ越し業者さんから届いた段ボール25枚に荷物を詰め終わり、微妙にあと2、3枚は必要だな…という状況になってスーパーにもらいに行くことにした。そのついでに、あの感動的においしいお弁当の食べ納めをした。段ボールを抱えたまま受け取りに行ったので「荷物大きいですね」「引っ越しの荷造りで」みたいな会話をちらりとする。本当は、この街最後の夜はここでご飯を食べようと思っていた。弁当は今日もおいしかった。
夕方、明日の引っ越しが朝8時からに決まる(時間帯をあらかじめ指定しないことで安くなるプランだった)。早起きが苦手な私は一気に気が重くなり、早々に布団に入ったはいいが全く寝付けずに朝になった。受験の日のようだった。

当日

眠れてないので完全に体がだるいのだけど、眠れないので5時くらいには観念して起床、寝具とTVとネット関連の配線を荷造りして引っ越し業者さんを待つ。少し心配だったのが、もしかすると本(漫画)の量が多いかもしれない…ということで、自分ではかなり減らしたつもりだったけれど、段ボール25箱中、少なくとも20箱には全て半分ほど本が入っている…という有様だった。25箱以外にも、自宅にあった小さめの段ボールには本(漫画)だけを詰めたものもある。でもほとんどの本を実家においてきた(すみません)身からすると、この程度は許容範囲なのではないかという気もする。

やってきた業者さんはベテラン風の明るいおじさん1人と、体格のよい若者2人だった。
どうやら搬出をおじさんが担当し、玄関からトラックまでを若者2人が担当するという分担だったのだけど、室内の段ボールを持ち上げたおじさんが「これは…(苦笑)」となったのは忘れられない。託された若者たちも「グァー」「やべー」「ヒー!」などと叫び声を漏らしている。それをぺこぺこと頭を下げつつできるだけ邪魔にならない立ち位置で見守り、
搬出が終わった後、電車で「引っ越し 心づけ」と検索をしながら新居へと向かった。
手伝いに来てくれた妹に先に新居で待っていてもらったのだけど、業者さんとはほぼ同時に到着した。
彼らの搬入をまたしてもすみっこでじゃまにならないよう見守る。これはどこにおきます?と次々聞かれるので、あらかじめ家具の配置を決めて置くのは大事だなと思った。
あっという間に搬入が終わり、業者さんには支払い(心づけも渡した)完了。

次は購入したベッドの搬入のために場所を空けなければならないターンだったのだけど、この時点で12時近い。朝から何も食べていなかったのでそろそろお昼にしよう、と気になっていたカレー屋さんに向かった。テイクアウトをやっているというのは売主さんから聞いて知っていたのだけど、この日もやっていてよかった。
カレーは五臓六腑に染み渡るおいしさでした。

そこから、ベッドの搬入、既存家具への追加パーツの取り付け、などを妹に手伝ってもらいながら、今日1人だったら完全に無理だったなーと痛感。手伝ってくれたのもありがたかったし、それ以上に久々にたくさん話ができて楽しかった。
16時頃、妹を駅まで送り、おいしいスコーンをおすすめなどして別れた。

1人になると、どっっと疲れが押し寄せてきて「あーこれが疲れるってやつか」と久しぶりに思った。疲れ度合いでいうと、ディズニーランドで開演から閉園まで遊び倒した日の東京駅に着いたくらいだろうか。
片付けは全て明日にまわし、風呂に入りご飯(レンジパスタ)を食べる。パスタに添付の「ふりかけ」をかけるのを断念するくらいには疲れていた。
とにかく眠る前にネットの接続だけしとこう…と思い届いていたONU(モデムだと思ってたけどONUっていうらしい)の配線をするが、着くはずのランプが点灯しない。
携帯であれこれ調べ、なんだかめんどくさそうな予感がするーーーーと不安になりながら就寝。
まだカーテンが届いていなかったので窓は全開だが、疲れているのでそれどころじゃなかった。新しいベッドからは、スプリングの音がする。
(ちなみにベッドは無印良品で買ったのだが、いろいろあってひと月ほど前から取り置きしてたはずのベッドが売り切れてしまった…という連絡があり、でもその代替品でよければ割引します、という提案もあって、めちゃくちゃ安く買えたので大満足している。)

翌日

インターネット回線の夢を見て目が覚める。我ながら考えてることが夢に出やすいタイプである。
早速サポートセンターに電話をしてONUのランプがつかない時はどうしたらいいですかと相談をしたところ、
「まずはもう1回配線をやり直してみましょう」と言われ、素直にもう一回差し込み直したらランプが全部つきました。再起動でなおるやつだった。本当にありがとうございますーー!とテンション高めにお礼を言って、晴れやかな気持ちで1日をスタートする。

今回の引っ越しにおける最大の懸案事項が粗大ゴミの処分だった。
前の部屋はエレベーターなしの3階ということもあり、自力で降ろすのは難しい=自治体の粗大ゴミ回収を利用するのは難しい粗大ゴミがいくつかあった。しかしネットで検索していると不穏な「見積もりよりも高額な請求をされた」系の口コミが大量に見つかるので、二の足を踏んでしまう。
いろんな人にたずねまわって、最終的には「くらしのマーケット」というところで高評価のお店に依頼するのがよさそうだ、という結論に達したのだけれどこれが本当によかった。
マットレス、CDラック、スチールラック、テレビ台、ガスコンロ、ウッドカーペット(激重)
これら全部で14000円(+細いのに長いせいで粗大ゴミ扱いになるので持て余していた突っ張り棒もただで追加させてくれた)の回収費となり、結果的には大満足。またなにかあったらここに頼もう、と思った(帰宅して即称賛の口コミを投稿した)。
その後、水周りや床の掃除をして、持ち帰るものをまとめて、退去。
ばったり隣人に出くわしたので、余っていた有料ゴミ袋をあげたりした(会話をしたのはそれが初めてだった)。

この街がとても気に入って、ここに永住するのもいいな〜、なんて思ったのが物件探しのひとつのきっかけだったので、結果的に別の街(とはいえ近いけれど)に越すのは少し寂しい。
でも新しい街というのもそれはそれでわくわくするものだ。
はやく自転車を修理に出して、周辺を見て回りたい。