ペットカメラを買った


ペットカメラを買った。
ずっと気になっていたものの、文鳥を飼い始めてからはずっと在宅時間のが多く、まだいらないか、なんて思っていたのだけれど、先日Amazonのギフト券をいただいたのをきっかけに思い切って買うことにした。

今のところ、買ってよかったと思っている。今どうしてるかな、と思ったときすぐ確認できるのがよい。それから、今まで知ることのなかった、出勤日(私の)の過ごし方について知れたのもよかった。

在宅日(私の)の文鳥は、だいたい午前中がとても活発、昼〜夕方にかけてはちょっと昼寝などして気が向いたら呼び、仕事を終える18時頃からまた活発になる、という感じだ。
なので、私が留守にしている間もそんな感じなのかなと思っていたのだけれど、
実際は、たまにご飯を食べに移動するだけで夕方までほぼ定位置でじっとしている。ペットカメラを設置してしばらく経つけれど、出勤日の行動はほぼ変わらない。カメラを拡大すれば羽繕いの様子などは確認できるが、位置はほぼ変わらず、一番奥まった安心エリアにいる(昼寝するときも大体ここだ)。

ほぼ動かずに9時間ほどすごしているのを見て、いくらなんでも運動不足では…? と心配になったけれど、よく考えたら私も9時間机に向かって仕事をしているので似たようなものなのかもしれない。
そして在宅時同様、18時頃からだんだんと活発になってくる。ストレッチをして、えさを食べ、扉をつついて出してくれアピールをはじめる。その様子を帰りの電車で見守るたび、私は寄り道せずまっすぐ家に帰ることを決意する。

そうして朝ぶりに再会した文鳥は私の首元に陣取り、羽繕いを始める。換羽期なので羽が舞い散り、私がくしゃみをすると怒って首元をつつく。

いまだに「ソイ」と呼んでもほぼ返事はしない。けれど「ポピポピ」と鳴き真似をすると、かなりの確実で「ポッポピ」と返してくれるようになった。


ところで先日でた、松本大洋さんの新刊「東京ヒゴロ」は表紙の通り、文鳥がメインキャラクターとして登場する大変嬉しい漫画だった。人語を解するところはファンタジーだけれど、その仕草はとても馴染みのあるもので、作者はきっと文鳥を飼っているんだろうなと思う。文鳥はかわいい。