最近のこと

しばらく日記をかけないでいた間、妹とは何度も「考えないようにしている」「私も〜」という会話をした。きっと来年の今頃、1周忌の頃になったら、2025年は大変だったねと、少しは振り返れるようになるんじゃないだろうか。

7月末、母が心疾患により亡くなったのは私の誕生日の前日だった。そんなに「日付」を大切にする方ではないけれど、でも誕生日じゃなくて助かったな、と思った。
翌朝、弟が家族LINEで誕生日おめでとうと送ってくれたのが堪えた。
とにかく急なことで、そこからしばらくのことは、追って落ち着いたころ振り返ろうと思うけれども、
きょうだいみんなでまず考えなければとなったのは、介護が必要な父のことだった。

母は介護士の資格を持っていて、父が脳梗塞で半身麻痺となり、リハビリ病院への入院を経て今年の4月頃自宅に帰ってくるということになったとき、勉強したことが活かせると言っていたのを覚えている。
覚えているし、それが余計に張り切りというか、ストレスにつながったのかなと思ったりもするが、そういう後悔はもう少し後にしたい。

私たちは4人きょうだいなのだけど、皆それぞれに仕事がある。

最初に話したのは、まず仕事を辞めるとかはナシね、ということだった。
そのときは父の介護必要度がよくわかっていなかったので、皆過剰に深刻になっていた。

しかし元々ついてくれていたケアマネさんとも話をして、父の様子を見ているうちに、思ったよりできることはたくさんあるということがわかってきた。
今のところは、段差の移動、両手で行わなければならない作業が難しいくらいだ。(他にも色々あるが時間をかければなんとかなることが多い)

そんなわけで、今はそれぞれ役割分担をして(主に実家住まいの弟と、実家徒歩圏内に住む妹が主に日常を切り盛りしてくれているのだけど)新しい生活に漕ぎ出したというところだ。
私は週1で実家に行き、昼夜食事を作る間に片付けなどをしている。
アメリカ赴任中の弟も年末には帰国できそうということで、4人いればまあ、なんとかなる気はしている。

改めて思うのは、家族というのは人生の中の異なる時期を生きる人の集合体なんだなということだ。
自分の年代で、母親が何をしていたのかをこのひと月はよく考えている。
だからこそ、仕事をして、1人暮らしをしていた自分の生活について、いろいろ思うところがあったのだろうなということにも思い至る。
そしてもうすぐ2歳になる妹の子ともほぼ毎週会うようになって、この子が大人になったとき、この時期のことをどんなふうに思い返すのか(それとも覚えてないのか)ということも、よく想像する。

そんなふうに、幾つもの時間の流れに関わっている感覚が久しぶりで、落ち着かない気持ちもあるけれど、とりあえず前向きなモチベーションとして、これを機に料理のレパートリーを増やそうと思ったりもしている。


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