建物に入りたい

2006年10月1日、阿佐ヶ谷住宅テラスハウスにアート・ギャラリー「とたんギャラリー」がオープンいたします。2007年4月に取り壊しが決定したことを契機に、この空間をもっと色々な人に知ってもらいたい、という想いからギャラリー計画が浮上しました。築48年の歴史を持つ阿佐ヶ谷住宅で、その「終わり」をどう迎えるか。その場所性、空間、記憶、アート、そして人と人とをつなぐ、かつてないコンセプトのアート・プロジェクト「TOTAN GALLERY PROJECT」が、ギャラリーオープンとともに始動します。
http://www.totan-gallery.com/

mikkさんのところ(http://d.hatena.ne.jp/./mikk/20061018/p2)で知りました。実際の住人の方が、自宅の一階をギャラリーにして公開しているらしい。取り壊しの話にちょっとびっくりしつつ、建物の中に(人の家なわけだけど)入れるってのには、惹かれる。

その中がどうなってるのか、知りたいと思う建物はたくさんあるけれど、たいていの建物は、眺めているだけで、中に入ることはなかったり、入れなかったりする。そして、その多くは、もうないんだな。
そういえば小学生の頃に不法侵入しかけた家は、入り口から玄関までずっと、腰くらいの高さの草やらすすきが生えてて、空き家かお化け屋敷だとかいってたのに、大人になってから有名な画家(私でも知ってる)の家だときいて、びっくりした。中には露伴先生がいたと思う。