年末年始日記(12/27〜12/30)

12月27日

仕事納め。
大掃除後、15時前には解散となったため、吉祥寺に寄って買い物をした後、mixi2で友人がロイヤルホストのパフェを食べているのにつられてロイホに向かった。

mixi2、年末に突如として現れた新SNSですけど、軽率に人にリアクションでき、さらに「リアクションのリアクション」はないというさっぱりさが今のところは良い気がしている。
mixi2で、なんてことない話の感じを久しぶりに味わった後にXのおすすめ見ると、改めて「人を争わせたりイライラさせたりしてインプレッション稼ぐ」場所になってしまったなと思う。フォローしてる人の話を聞きたいのに、フォローしてない人の投稿のがたくさん流れてくるの、雑踏の中で立ち止まって話そうとして疲れるみたいな感じだ。

ロイホではアンガスサーロインステーキサラダ、ビール、パフェを頼んだ。仕事納めなのであまり値段は気にせず頼んだんだけど、お会計が4000円を超えたのにはちょっと狼狽えた。もちろん、しっかりおいしいのだけど、4000円払うなら別の店に行きたいという気持ちもある。
ロイヤルホストは好きだし、さまざまな価格高騰の影響であるのもわかるのだけど。


12月28日

世田谷文学館でやっていた「漫画家・森薫入江亜季」展を見にいく。
2人とも好きな漫画家だけど、過去作は度重なる引越しでほとんど手放してしまった。今手元にあるのはエマと北北西くらい。原画を見返しながら、久しぶりに読み返したいなと思った。

原画展の後、柴崎の手紙舎でお茶をしてから食事へ。
この日行ったのは、3か月に1度くらいのペースで、友人夫妻とご一緒させてもらうのが恒例になりつつあるお店なんですけど、何を食べても本当に美味しくて、約束するたびに指折り数えて楽しみにしてしまう。
食事をしながら、M1の感想やら、最近のインターネットについてやらあれこれ話す。
SNSがいろいろ増えたけど、どうやって使い分けてる? と聞かれて、それから時々考えているんだけど、
今のところXは情報を得る場所、Blueskyは日記的な感じ、mixi2はTLの人を応援したりされたり、といった雰囲気な気がしている。
こんな乱立した状態がいつまでも続くわけはないとは思うんだけど、冬休みの間は主にblueskyとmixi2を見ていた。


12月29日

昨年に引き続き、プロ野球静岡県人会という、静岡出身のプロ野球選手が小学生に野球を教える野球教室の見学に行きました。これは写真をあげがてら別途書くと思うので割愛します。
とても楽しい、充実した1日だった。


12月30日

実家の大掃除に向かう。
現在リハビリ病院に入院している父親の退院後に備えて、実家をある程度バリアフリー対応にする必要がある。

父親は近年居間で寝起きしており、しかも物を捨てないたちなので、居間に物が溢れているというのが長らく父母の喧嘩の火種になっていた。
今回のことがあり、このように物が溢れていたら危険であるということで本人を説得し、入院中に、父の部屋(と化した居間)を掃除することになった。

この日はまず、本棚を捨てる本/残す本で仕分けする作業をした。
父の仕事に関連するものは残し、ブックオフなどで100円で買ってきたような本は処分、という形で仕分けていく。
私も実家に暮らしていた頃は捨てるのが苦手だったけれど、幾度か引っ越しを繰り返し、ものを諦めるということはできるようになった気がする。
それでも、一度も開いていないだろう本を処分するのは切ない。私も積読をしっかり読まなければと思った。

11時頃〜16時頃まで作業。腰と腕に限界がきて帰宅。
前日の静岡の疲れもあり疲労困憊だったが、ちょうどよく崎陽軒で「ぎゅう牛御膳」*1を予約していたため、晩御飯で潤った。崎陽軒のお弁当、しみじみおいしい。

2024年に買ってよかったもの

年も明けたというのに、まだ2024のまとめです。
今回は買ってよかった&使ってよかったもの。

カメラとレンズ

2023年にカメラを買ったものの*1、徐々にコンデジではもどかしくなり、GW頃ミラーレスに切り替えました。
本当に使いこなせるのかなという思いもあり、とりあえずLUMIXの定額利用サービスから始めたのですが、結果的にこれが自分には合っていたと思います。
腱鞘炎持ちなので、レンズ交換式のカメラは重さが心配だったのですが、LUMIXならマイクロフォーサーズ(35mm換算で倍になる)なので、レンズもまあそこまで大きなものじゃなくても球場での使用に耐える。
結局、自分の撮りたいものと予算との兼ね合いで、球場用には300mmのレンズを買いました。本体(340g)とレンズ合わせて900gくらい。欲を言えばキリがないですが、動画も撮りたい自分的に、三脚なしで手振れせずに撮れる重さはこれが限界かなとも思います。
現状はカメラにお任せで撮っているので、2025年はもう少し使いこなせるようにしたい。

ETVOS

化粧品を変えたいな〜と思いサンプルを頼んでみたところ、自分にはかなり合っている気がしたので化粧水、保湿クリーム、化粧下地を一気に購入。
サンプル頼んだ後に30%オフの券をくれるので、まとめ買いの勢いがつくのもいいなと思いました。
特に気に入っているのは保湿クリーム(アルティモイストクリーム)です。潤う。
etvos.com


ファンケル:ピュアモイスト泡洗顔

何を今更なんですけど、もしかして洗顔料泡立てるのってめんどくさいな? と思い、泡で出るやつに変えたところ、快適すぎました。なんでいままであらがっていたんだろう。
www.fancl.co.jp


グリーンパン

鳥を飼いはじめたところから「テフロン加工じゃないフライパン」の最適解を探し続けていました(テフロンは空焚きした際に発生するガスが鳥に有害なため)。
しかしステンレスは重く、セラブリッドは使いこなせずで数年が経過していたのですが、ようやく辿り着いたグリーンパンがテフロンなみに使いやすくて、ようやく落ち着いた気持ちです。
そのうち片手鍋も買いたいと思っている。
greenpan.store


小岩井生乳100%ヨーグルト

前に食べた時は、液体すぎる、と思ったのですが昨年久しぶりに買ってみたらむしろその液体っぽさがよかった。風呂上がりなどの「なんか喉乾いたな」という気分の時に食べています。
www.koiwaimilk.com


PEGGY

野球関連グッズを仕舞い込んでおくのも勿体無いしと思って購入したキングジムの有孔ボード。自立させるためのスタンドもついてくるのがいいなと思いました。
www.kingjim.co.jp


現在の様子


カビホワイト カビ強力除去スプレー

結露がたまる場所に黒カビが発生しやすいことに悩んでいたのですが、これのおかげで黒カビが根絶やしにされました。いざという時にはまた使いたい。



この他には、スマホの契約を変えたこと、野球配信サービスをDAZNからスカパーのプロ野球セットに変えたこと、冷蔵庫とエアコンを新調したことなども生活が快適になったポイントでした。

全体的に、新しいものを試すというよりは当分これで行こう、というものが定まってきた感じの1年だったので、今年はストック棚とかをもう少し使いやすくしていきたいなと思っています。
今年もよろしくお願いします!

2024年の読書

年末に書いてあげ忘れていた「2024年に読んで面白かった本のまとめ」です。
今年もよろしくお願いします。

新川帆立「女の国会」

友だちが絶賛してたので、これは即読まなくちゃとなった本。とても面白くて、読了後は周囲におすすめしまくった。
ある女性議員の死の真相を探ることで接点ができていく4人の女性の物語。政治ものとしてもとても面白いし、お仕事ものとして共感できる部分もたくさんある。主義主張が違っても力を合わせることはできる、という部分をしっかり描いてるのもよかった。政治家に対しては100%の応援でなくてもいいんだよなとも思ったりした。

柴崎友香「続きと始まり」

東日本大震災からコロナ禍までを3人の人物の視点で描いた物語。ドキュメンタリーではないのだけど、この世界の中に自分もいると思ったし、こんなふうにいろんな人の、生活の話を聞きたいと思った。かつてはそれがインターネットの日記の魅力だった気がするのだけど。

ダニエル・キイスアルジャーノンに花束を

実は読んだことがなくて、2024年の年始に初めて読みました。こういう話だったんだ!と思った。
実は読んだことがない名作を読むというの、年に数冊はやっていきたい。

大場正明「サバービアの憂鬱」

信頼筋の方々が何度かこの本に言及されていたのを覚えていて、いつか読みたいと思っていた本。
手に取るまで漠然と日本の「サバービア」の話なのかと思っていたけれど、実際はアメリカのサバービアの話だったし、自分がそれを全くと言ってイメージできていなかったことがわかって面白かった。これまで見てきた映画でいえば、特にスピルバーグ作品などを見るにあたってのよい補助線になると思った。

呉勝浩「爆弾」

これも友人のおすすめで読みました。面白くて続編まで一気に読んで、こういう勢いで読むみたいな読書が久しぶりだったのでとても楽しかった。
私はメインキャラクターを鈴木もぐらでイメージしていたのだけど(おすすめしてくれた友人もそうだったらしい)実際に作者さんがイメージしていたのは荒川良々さんらしい。読んだ時、ちょうど「Cloud」で荒川良々さんの怖さを見たばかりだったので、それもわかる〜となったりした。

後藤正治「牙_江夏豊とその時代」

江夏豊さんの阪神時代を、周囲の選手たちのエピソードとともに描いたドキュメンタリー。
これも信頼筋の方のおすすめを見て読んだのですが、とても面白かった。
この本で特に印象に残ったのはこのあたり。

  • 村山実さんのかっこよさ
  • 1971年オールスター9連続奪三振
  • 1973年8月5日の巨人戦での落球を「世紀の落球」といわれ戦犯扱いされた池田純一さんのエピソード
  • 元大洋の林建造氏の江夏豊
  • 日刊記者のこのエピソード。フィルムカメラの時代に情報と勘を頼りにフィルムを残し、しっかり写真を抑えたこの仕事ぶりがかっこいい

「江夏がノーヒットノーランを達成し、延長十一回裏、自身のバットでライトラッキーゾーンにホームランを打ち込んで決着をつけた試合がある。江夏のひと振りのシーンが翌日の新聞に載ったのは日刊だけだった」p229

色々あってタイガースファンとなったものの、これまでの歴史を知らなさすぎるので、2025年はタイガースの歴史をいろんなドキュメンタリー本などを読みながら頭に入れていくというのも目標のひとつにしたいです。

野﨑まど「小説」

私が野﨑まどの小説を読み始めたのは割と最近のことで、1冊読み終わるたびに「なんだこのめちゃくちゃ好みの小説は」となっていたのだけど、より一層「好きな作家」になったのはコロナ禍に読んだ「タイタン」がきっかけだった。当時、暇を持て余して昭和記念公園によく散歩にいっていて、「タイタン」の最後50ページくらいも、昭和記念公園のいつものベンチで読んだのをよく覚えている。
この小説は好みの合いそうな友人にたくさんおすすめしたし、読んでくれた友人はそれ以降も野﨑まど作品に興味関心を持っている人が多いように思う。

そんな野﨑まどの新作『小説』が、つい先日発売になった。私はひとまず「小説現代」で読んだのだけど、タイトルが『小説』であるとおりに『小説』についての小説だった。
同時に掲載されていたインタビューにもあったように、野﨑まどの小説は毎回テーマがあり、その研究発表のような趣がある。そのテーマが「タイタン」は「AI」と「仕事」であったし、『小説』は「小説」なのだった。

『小説』は2人の少年の友情ものであり、主人公である内海が1人で「小説」に対峙する話でもある。出たばかりの本なので詳しい結末については書かないけれど、好きな小説家が、小説について考え尽くした先にこの物語が出てきたということが意外なようで、どこか嬉しくもあった。
先日参加した野﨑まどさんの「顔出しNGサイン会」でも(顔が隠れた状態の生身の本人によるサイン会)その旨をお伝えすることができて嬉しかった。


2024年に読んだ本は仕事関連を抜くと30冊でした。可処分時間を野球に費やしていた自覚はあるので、まあこのくらいかという感じ。
2025年はできれば週1冊くらい読みたい。あと、小説、ドキュメンタリー、人文書、国内外を幅広く読むように心がけたいなと思っています。

M1グランプリ2023から2024

私は長らく「お笑い」をみる習慣がなかった。
かつてラーメンズを追いかけていた頃はコント番組をよくみていた気がするけれど、それも随分昔のことだし*1、M1をはじめとする、いわゆる賞レースについても評価の基準がわからず、
それでもみんなが楽しんでいるものを見てみたいというミーハー心はあるので、自分にとってM1は、年に1度の「自分が面白いと思うものと、TLのさまざまな意見を比較する日」に近かった。

そんなぼんやりとみていたものにピントが合い始めたきっかけは、昨年の春に「笑い神」を読んだことだったと思う。
ちょうど「嫌われた監督」を読んで野球を見始めた頃で、当時は、この本に出てくる笑い飯や千鳥についても「顔がわかる程度」の知識だった。でも「笑い神」を読んだことで、ああ漫才はその背景に、漫才師の人生ものっているものなんだなと(ようやく/いまさら)理解した。

目の前にある芸だけをみて笑うことと、漫才師の人となりを知って笑うこと、どちらが良いとかではないと思うのだけど、
例えば野球で考えてみると、その選手の物語を知ることは、素晴らしいプレーが起こるかもしれないという期待の補助線になるし、勝った試合/負けた試合、両方を見続けるという視聴者側の体験が感動に加算されるのは当然のことだとも思う。

そんな具合に少し興味がでてきたところで2023年のM1を見て、マユリカが面白いなと思い、ポッドキャストの過去ログを聴きあさり、youtubeの出演動画を見あさり、そうしてる間に他にも好きなコンビがたくさんできて、毎週座王を楽しみにし、あーーそうかこれも野球も、かつて追いかけていたアイドルも、みんな「群像劇」としての側面があり、私はそれが好きなんだなと腑に落ちた。

もちろんそれは補助線でしかないと思う。
でもその補助線があることでようやく見えてくるものもある。

そして今年はオフシーズンにNetflixでM1を初回からみるというのをやっていたんですが、その流れでつい最近2008年のM1を見て、オードリーの漫才*2を「新しい」と感じた。そう思ったのも補助線があったからだと思うんですよね。16年越しだけど。

そんなわけで、いろいろ見聞きして臨んだ2024年のM1はとても面白かったです。

感想は関連ラジオを聞いた後に、その感想も含めて書くかもしれないけど、いま時点での感想は、
一番面白いと思ったのはエバース、ぐっときたのはダイタク、真空ジェシカヤーレンズは圧巻だった。
マユリカ、東京に出てきてしばらくは阪本さんの人見知りが見ててハラハラするくらいだったけど、「大急ぎで負けにきた」のコメント最高だったのでレベルアップを感じた。
バッテリィズとジョックロックの明るさも楽しかった。ママタルトは大喜利系の番組でみることが多くてネタをほとんどみたことがなかったんだけどダイナミックでよかった。トムブラウンは唯一無二だった。今後は扇風機見るたびに思い出すと思います。
そして令和ロマン、「漫才過剰考察」を読んで臨んだので、必ずしも優勝することが望みではないのかなあ…とか思うとこもあったけど、優勝したくるま氏がほんとうに嬉しそうにしていたのでほっとした。
新しい審査員含め、なんかみんな楽しそうにやってるように見えたのがよかった回でした。

お正月には初めて寄席というものにも行ってみる予定です。チケットはもうとった。

*1:恐ろしいことにその随分昔の記録もこの日記にはあるのだけど

*2:オードリーは知っていたけど漫才を見たのはほぼ初めて

2024年の映画ベスト10

先日、忘年会もかねて、毎年恒例の今年の映画ベスト10発表会をやりました。
いつものメンバーのうち1人は参加できなかったので追ってLINEでベストを送ってもらったのだけど、事前に「今年はあまり被らないかも」と言っていたのに、蓋を開けてみたら3人とも半分近くは重なっていて、それもなんだか面白かった。
こうやって映画の話をきっかけに今年を振り返る時間が持てるというのは嬉しいことです。

そんなわけで、私の分の今年のベスト10です!

10位「夜明けのすべて」

パニック障害をもつ男性と、PMS症状に悩む女性が職場の同僚となり、歩み寄って、お互いの人生に向けてまたゆるやかに出発するまでのお話。
ポスターのイメージから、恋愛ものかな、だとしたら気分じゃないな、と興味をそそられずにいたのだけど、友人におすすめしてもらって配信でみた。
結果、全く恋愛ものではなかったうえに、自分の仕事とも少し重なる部分があったし、全体的にすごく、落ち着く映画でほんとうに見てよかったなと思っている。
この映画の舞台になる会社が、末長くあの活動を続けられるような社会であって欲しい。

9位「カラオケ行こ」

好きな原作の実写化という意味でとてもよかった。今まで見た綾野剛の中でも3本の指に入る綾野剛だった(あとはMIU404と横道世之介)。

8位「枯葉」

今年最初に見た映画。日常のすぐとなりに戦争がある時代(この映画では現在)を描いた作品として、今年見た中では「シヴィル・ウォー」や「HAPPY END」「関心領域」とも重なる映画だった。
今年の最初にすでに今年のテーマはあって、そして今年は終わるのに状況は良くなっていない。

7位「密輸1970」

友達にお薦めしてもらって見た、実話をもとにしたクライムアクションムービー。
主人公である海女たちのシスターフッドものとしても面白くて、とにかく元気がでた。Netflixドラマ「私たちのブルース」も海女さんの物語がよかったので、その辺りを重ねて思い返したりもしました。

6位「FALL GUY」

ライアン・ゴズリング演じる名スタントマンがいろいろ事件に巻き込まれるアクションコメディ。スタントマンのお仕事ものとしてもかなり面白かったし、「ラブ・アゲイン」以来の、自分が好きなライアン・ゴズリング映画だったので。これも元気が出る映画。

5位「チャレンジャーズ」

これも友達のおすすめで見た映画。製作陣によるテニスってこういうとこが面白いんですよ、どうですか、というプレゼン映画にも感じた。
すごく変な映画なんだけど、とにかく製作陣のモチーフに対する熱意を感じる、という意味ではパク・チャヌク「お嬢さん」にも近い作品なんじゃないかと思う。

4位「パストライブス/再会」

これも友達のおすすめでみた(いつもありがとう)。
初恋の人と、長い時間を経た後に再会をする物語。恋は終わるけれど、それは過去を否定することではない、という部分は「後に挙げる「ロボット・ドリームズ」とも重なるように感じた。つまり好きなテーマの映画でした。

3位「Chime」

黒沢清映画が好きというのもありますが、とにかくこの映画は全編好みだった。特に「CURE」のラストシーンが好きなので、それに繋がるような場面があったのにワクワクした。

2位「HAPPY END」

「枯葉」のところにも書いたけど、日常のすぐそばにある戦争や差別、抑圧についての映画というのは今年の大テーマであったように思うし、中でもこの映画はとても印象に残っている。
(自分の受け取り方ではあるけど)ハッピーエンドなんてなくて、対話すること、考え続けることを続けていく、そういう映画だと思えたのがよかった。

1位「ロボット・ドリームズ」

自分の好きなテーマの映画だったし「September」という超名曲の印象を上書きしてしまったという意味でもパワーのある作品だった。
個人的には「ブルーバレンタイン」にも通じる「取り返しのつかない出来事っていうのは起こるけれども、だからといって、その時幸せだと感じたことまで否定しなくてもいい」という映画だと思いました。
友人と、ロボットとドッグ、どっちに感情移入した? みたいな話をしたのも楽しかったです。


というわけで2024年に好きだった映画ベスト10でした。
たぶん今年まだ映画見ると思いますが、それは来年度の候補に入れます!良いお年を…!


昨年(2023年)のベストはこちら
ichinics.hatenadiary.com