2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年に見た映画ベスト10!

12月の序盤に、昨年に引き続き友人2人と「今年の映画ベスト10」を発表しあう会をやりました。昨年と比較すると3人の間で共通して挙がった作品が多くありつつ、私が見ていない/これから見たい映画もたくさん教えてもらえてとても楽しい会でした。 そして12…

箱根読書日記

今年の秋頃はとても忙しかったので、「遠くへ行きたい」欲が募ったある朝、目前に人参をぶら下げるべく旅行サイトを開いて宿を予約した。昨年の今頃も、不意に思い立って湯河原に行ったのだけど、今年は箱根に宿をとった。 遠くへ行きたいというのは、自分に…

とりつく島

たまに、とりつく島がない、と言われることがある。 この日記のことだ。わかるような気もするけれど、どうやったら島を作れるのかがよくわからない。 仮に私が流されていたとしたら、どのような島にとりつきたいだろう。それ以前に、私は泳ぎが得意ではない…

432番

健康診断が苦手だ。 更衣室で防御力の低い館内着に着替えなくてはいけないのも嫌だし、緊張する検査が多いので単純に気後れするし、ピンク色の待合室で、揃いの館内着を着た人々とぼんやり呼ばれるのを待っていると、なんだか自分が自分でなくなっていくよう…

スパンコール

たまに、どこに着ていくあてもない、なんだか派手な服が欲しくなる。 普段はどちらかといえば着心地重視な服装をしているのだけど、時折どうしても欲しくなるそのような服は、どう考えても普段着には適さない。つい先日も花柄の刺繍が施された燕尾ジャケット…

『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』

この本を読むのは、なんだかすごく心地が良くて、少しずつ大切に読んだ。 発売してすぐに開催された、翻訳者である岸本佐知子さんと山崎まどかさんのトークショーにも行き、そこでルシア・ベルリンは、自分の体験をもとにした作品を多く書いた作家であるとい…

WERQ THE WORLD ドキュメンタリーを見ました

今回はWOW Presents Plusで配信されている、WERQ THE WORLDツアードキュメンタリーの感想を書きたいと思います。 「WERQ THE WORLD」とは、VOSSイベントがプロデュースしている、RPDR(ル・ポールのドラァグレース)クィーンをフィーチャーしたワールドツア…

水色

とても頼りにしている人が遠くに越してしまうことがわかり、それがとてもショックで、近頃少し宙に浮いた気分でいる。 私はショックなことがあるとすぐ、重石を結びつけるみたいにして、それを沈める方法を探しがちだ。思い出すのは大学生の頃、新しく買った…

新しい体

先日、携帯電話の契約を格安SIMに乗り換え、同時に機種変更をした。 それまでは2年縛りの契約だったので、そうと決めてからは契約更新月が待ち遠しく、SIMフリーの端末を用意した状態で待ち開始日に即手続きをした。 直前になって自宅のPCにバックアップを取…

「ル・ポールのドラァグ・レース 」S6からS11の感想

春にはまって以来、相変わらず「ドラァグレース」を追いかけ続けている毎日です。 S11が終了した寂しさもつかぬま、クィーンたちのワールドツアー「Werq the world」のバックステージドキュメンタリー配信がスタートし(WOW plus)、10月からはドラァグレー…

足りない

少し前からSlowlyという文通アプリを使っている。www.getslowly.com距離に応じてそれなりの時間がかかる「ゆっくり届く」のが特徴のアプリで、例えばフランスだと24時間、韓国なら4時間くらいで届く。 始めたのは、英語を使う機会が欲しかったからだ。 ドラ…

自動販売機

子どもの頃、家のすぐ近くに自動販売機があった。 4本くらいしか売ってない旧型の自販機で、ところどころ錆びてすらいたような気がする。 動いてるのかどうかすら定かではなかったそこで、1度だけジュースを買った事がある。 地域の運動会的なものに参加し…

ソウル旅行日記(最終日)

間が空いてしまいましたが韓国旅行日記3日目(最終日)です。 1日目→ソウル旅行日記(1日目) - イチニクス遊覧日記 2日目→ソウル旅行日記(2日目) - イチニクス遊覧日記ついに帰国日。空港に14時着を目指していたため、まずはソウル駅に荷物を預けてから…

ソウル旅行日記(2日目)

引き続き韓国旅行の日記です。 1日目 → ソウル旅行日記(1日目) - イチニクス遊覧日記2日目の朝は、妹リクエストの参鶏湯を食べる予定だったので10時の開店にあわせて8時くらいにのんびり起床。 前日は朝4時から深夜2時くらいまで活動していたのに起きら…

ソウル旅行日記(1日目)

先日、初めての韓国(ソウル)旅行に2泊3日で行ってきました。 行こうと思った理由はいくつかありますが、メインの目的は「おいしいものをたくさん食べる」+買い物もできたらいいな〜という感じ。事前に同行する妹とお互いの行きたい場所をプレゼンした状態…

「ウィッグはヒーローマント」と語るアリッサ・エドワーズの魅力

引き続き「ル・ポールのドラァグレース」にはまっている毎日ですが、今日は私の推しクィーンであるアリッサ・エドワーズについて書きたいと思います。 アリッサ・エドワーズ(本名ジャスティン・ジョンソン) 1980年テキサス州メスキート生まれ。 ドラァグク…

2019年のゴールデンウィーク

2019年のGWは10連休らしい、ということは知っていたけれど、実はなぜ10連休になるのかは直前までわかっていなかった。なんとなくすべてがオリンピックのせいのような気がしていたけれど、あらたな元号発表とともに改元は5月1日に行われると知り、「もしかし…

両方見るとより楽しい! 舞台「キンキーブーツ」と「ル・ポールのドラァグ・レース」

舞台「キンキーブーツ 」を見てきました*1! 見てる間中ずっと楽しくて幸せで、そんな気持ちが目から溢れてしまうくらい、最高の最高に楽しかったです。 2016年版(一回だけ見に行けました)ももちろん素晴らしかったのだけど、今回はさらにキャストの魅力が…

四角いピザ

彼女と仲良くなったのは高校2年の時だった。出席番号で隣の席になって、合唱の練習中(私たちが通っていた高校では毎年クラス対抗の”合唱コンクール”が行われていた)、楽譜で口元を隠しながら遊びに行く約束をしたのを覚えている。 彼女の家はイタリアンレ…

「ル・ポールのドラァグ・レース」S1からS5の感想

「ドラァグレース」にはまっている…という話は前回一通り書いたので、今回は、シーズンごとの感想&私の推しクィーンとオススメポイントを書いてみたいと思います。まずはシーズン1から5まで。前回の記事 ichinics.hatenadiary.com優勝者についてのネタバ…

ドラァグクィーンたちが表現で競う:「ル・ポールのドラァグ・レース」が面白い

暇さえあればフルネーム&関連ワードで検索、何度も同じ記事を読み、横断歩道や通勤電車で気づけば思いを馳せている…というのは推しはじめの諸症状ですが、そんな具合に私は今「ル・ポールのドラァグ・レース」という番組にはまってしまいました。 この番組…

大阪1泊旅行(2日目)

泊りがけで遠出をするときは、現地の喫茶店で朝食を食べるのを楽しみにしている。 モーニングを食べてもいいし、通常メニューが朝から提供されていれば、そっちを食べるのもいい。 何より早起きの楽しみができるし、地元の人が多く生活感のある時間帯なのが…

大阪1泊旅行(1日目)

先日、舞台「偽義経冥界歌」*1を観に大阪に行ってきました。 メインは観劇だけれど、大阪は久しぶりだし、せっかく行くなら色々したい…と、大阪出身の友人(かよさん)に相談したところ、観光地から食べ物からお土産まで、たくさんのわくわくするリストを送…

「偽義経冥界歌」(3/10昼公演)を見ました!

劇団☆新感線、旗揚げ39周年にあたる「39(サンキュー)興行」として開幕した、いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』をみてきました。中島かずき脚本、いのうえひでのり演出の「いのうえ歌舞伎」としては、2014年の『蒼の乱』以来…

「タイムリープもの」分類チャレンジ

「タイムリープもの」(もしくは「ループもの」)と呼ばれるジャンルの物語が好きです。 タイムリープものはタイムトラベルを題材としたSFの1ジャンルとされているけれど、いわゆる「タイムトラベルもの」と違うのは、タイムリープする先に「自分」がいない…

眠りについて、3つ

その1 帰りの電車で座席に座るのは危険だ。 特にこの季節は、足元の暖房と電車の揺れに懐柔され、少しだけ…と目を閉じればほんの2、3秒で眠りにつかまってしまう。その瞬間はどことなく、湯に落とした角砂糖が崩れる様に似ている。誘惑に抗えない感覚が、…

2018年に見た舞台

髑髏城の七人 season月の千秋楽からもうすぐ1年が経ってしまいます。正直、思い出を反芻しているうちに1年経ってしまった感覚なのですが、それ以降も色々な舞台を見たので、記憶があるうちに簡単にでもメモしておこうと思いました。2019年は見たらすぐ書く…

ベーコンライフのすすめ

昨年末「今年買ってよかったもの」というタグが流行っていた。 いいねをもらった数だけ買ってよかったものをあげるというタグだったのに、他に何があったっけ、なんて考えているうちに年を越してしまい、続きはまた年末、という雰囲気になってしまったのだけ…

2019年1月の読書

昨年末に、2019年に新刊が発売されるという告知*1があった「十二国記」シリーズを私は読んだことがなかったのだけれど、告知の後のTLの様子を見ていて羨ましくなったため、とりあえず刊行順で「魔性の子」から「東の海神」までを購入して読み始めた。 それが…