- 作者: タカハシマコ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2006/09/12
- メディア: コミック
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とある新興住宅地に隕石が落ちてきて、その墜落現場にいた者の身体に異変が起こる、という設定はちょっと「SOIL」を思い出すところがありますが、むしろ「虹ヶ原ホログラム」(←ネタばれになるかも)で描かれていた関係と近いと思った。
繊細でかわいらしい絵柄でおどろおどろしい現象を描くというギャップがいい。帯文もたしかに「ファンタジック・サスペンス」な雰囲気をかもしだしていて品が良い。
ただ、ラストの展開はちょっと唐突だったような気もする。「身体」という個を保つことと、混じりあうことの対比はとても興味深かったのだけど。あと、人物として面白かった「林」と「真紀」、とくに真紀が早々に退場してしまうのも個人的には惜しいと思った。