やっとこんないいとこまでたどりついてしまった


いい天気が続いている。霜のおりた畑がきらきらして、あたたかい日差しがたっぷりと降り注ぐ、朝。遠くの町で過ごした、あの1日の所在ない感じは遠く薄れ、あれがどんな季節だったのかももう思い出せないよー。なんて鼻歌混じりで、足どりも軽くビル街の横断歩道をわたる。とつぜん、遠くに行きたくなる。行きたいところなら、たくさんあるんだまだ。