THE CORNELIUS GROUP/ゆらゆら帝国@恵比寿LIQUIDROOM 8/8

恵比寿リキッドの三周年記念ライブ(のうちの1つ)企画で、この豪華メンツのライブを見にいってきました。
私にとっては、どちらもとても思い入れのあった人たちなのだけど、しばらく遠ざかり気味だったので、見るまでちょっとどきどきしてた。そして、この2組が競演するってことにもちょっと驚きつつ。でも見てしまえば、やはりかっこよくってね。
仕事終わって急いで恵比寿行って、かけつけ一杯。ビールがおいしいい、とか思いながら開演待ちして、最初に登場したのはゆらゆら。

ゆらゆら帝国

最初の方は聞いたことない曲が続いて(たぶん新曲)たんだけど、そうそうこの音、って感じるのは、ゆらゆらだけじゃなくて、かつてレコードあさりまわったあの年代の音、そこに粒のように浮かび上がる、ゆらゆら帝国ならではの存在感。かっこいいなぁと思いながら顔がにやけてしまった。特に「恋がしたい」は、スローテンポで長い曲なのだけど、切々と思いが重ねられていくような高まりがあって、ぐっときた。(途中なんかトラブルあったような? )んでつづく「美しい」。それから大好きな「ロボットでした」やったのもうれしかった。ああいう刻みかたする曲が大好物です。
もっとぐっちゃぐちゃになりながら見るイメージだったんだけど、ワンマンじゃないからかわりと落ち着いたイメージのライブだったように思います。私のいた場所はわりとスペースもあって、周りの人がみんな、さり気なく揺れてる感じもよかったな。

THE CORNELIUS GROUP

すっごいかっこよかったです。そしてものすごくくやしくなった。
だってもう、小山田さんのことは、中学生の頃から好きだったわけですけど(そしてそんなひとをたくさん知っているけれど)今の、今のツアーがこんなだったなんて!って、正直ほんと驚いてしまった。ポカーンとしてしまった。「SENSUOUS」は名盤だと思ったけど、ライブいくって発想が、そもそもなかったような気がする。なんでだろう…。
ともかく。映像と音楽がシンクロする演出が今回のライブの見どころだったそうなのだけど、演出はもちろん、音がじかにバンドの音として鳴っていて、すごく生っぽい、じかに触れる音の感じと、その質感のコントロールされたつややかさが、ものすごく気持ちいいライブだった。
そして、うまくいえないけど、もう全然新しいとこにいるんだなって思った。もちろん地続きなんだけど、特にあの声がある限り、かわらない触感はあるのだけど、でも全然、もっとで。
「SENSUOUS」のツアーは、もう終わりだということを知り、帰り道はちょっとへこんでしまった。ああもう、もう一回あれをみたくて仕方ない。でも見れてよかった。とても楽しかった。