「俺と彼女と先生の話」／トジツキハジメ

俺と彼女と先生の話 (ウィングス・コミックス)

本屋さんでみかけて買ったんだけど、面白かったです。
コンビニでバイトしている主人公（茶道の家の息子）が、なくなった祖母からの電話である茶事を引き受けるところからお話がはじまる。この茶事を開いた民俗学の先生と、その姪である女子高生「小町」の３人が主な登場人物となる現代怪奇もの。
京極堂シリーズとか夏目友人帳とか百鬼夜行抄とかに題材は近いし、そうすると似た場面とかもでてくるんだけど、まあそれは仕方ないかなあとも思う。
茶事をするときの主人公の雰囲気と、つっけんどんな性格の女子高生「小町」が特に魅力的でいいです。絵も上手いしお話の構成も面白いし、でも知らない作家だなーと思ったら主にBL方面で活躍している方みたいで、そっち方面ほんとうといなと思った。
そして続きが楽しみだーと思ったら1巻て書いてなかった！ このキャラクターでもっと読みたいのに残念。