あめ玉

ここ数日、ちょっと、かなり落ち込むような出来事があって、でもそれは同時にすごく嬉しいことでもあって、とにかくいろいろ考え事をしていたのだけれど、こういう風に、ずっと形のないものばかりに関わっていると、時折足もとが抜けるような不安を覚える事がある。
すばらしく美味しいあめ玉を味わうみたいにしてその考えを転がしながら、いつかはこれもなくなって、過去のものになるんだろうな、とか。だったらこんなこと意味ないじゃないか、結局はなにもないじゃないか、とか。
でもその味を、ふとした切欠で思いだすということは、例えば友人のなにげない一言や、このインターネット上にもあって、だから私は、その味の素晴らしさについて、こんなふうにぐずぐずとした文章を書いているのかもしれないな、なんて思う。それを捉えきれない自分に腹をたてたりしつつ。
しかし、ブルーにこんがらがってなんてさすがディランはうまいこと言う。でもこういう気分であのアルバム聞くとへこむから聞かない。早く回復したい。
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いつもと違うコーヒー豆買ってみる。ニカラグア産のエル・ロザリオというやつ。美味しいです。
夜には散歩にでてみる。空気が冷たいと、頭がちょっと冴えるような気がする。
明日はキセルのライブ。