2月の終わり

2月の末の週末、友人の家に遊びに行った。
コロナ禍もあって、今の家に遊びに行くのは初めてだった。
小雨が降る中、静かで心地よい家の中で取り止めもない話をあれこれとする。
こんなふうに、話をするということが中心にある休日は久しぶりのように感じた。

友人の家がある駅は、駅前が高架上にあるような作りの駅で、行きがけに「こういう駅なんていうんだっけ、カタカナの名前で」と曖昧な話をしたら「ペデストリアンデッキ?」とすぐに帰って来て気持ちがよかった。

このペデストリアンデッキのある駅には、数年前仕事で来て以来だった。
数年前のその日は、電車で隣り合わせた人に絡まれ苦々しい思いをした日で、駅ごとそこで時間がとまっていたのだけれど、
この日ようやく、すっかり上書きできたような気がしたのも嬉しかった。

翌日は妹の家に遊びに行った。

妹の子は首が座り、よく笑うようになっていた。来月にはもう離乳食が始まるのだという。
今のところひと月に1度くらいで顔を見ているのだけど、赤ちゃんというのはこんなにも成長著しいものなのかと、会うたびに頼もしい気持ちになる。

妹の子を変わるがわるに抱っこしながら、昨年購入した謎解きゲームを妹にやってもらった。
本来1人でプレイするゲームなのだけど、自分がやった時に、ヒントの案配が肝だなと思ったので、私から出題するような形で解いてもらった。
結果、一番「おお!」となる部分を楽しんでもらえたので満足する。
赤子の横でまた誘拐だのなんだの物騒な話をしてしまったがそういうゲームなので許してほしい。

父親もきたし、弟からの差し入れもあったし、義弟にも謎解きをやってもらえたしで、賑やかないい日だった。

27日にはキャンプが終了した。
オープン戦を経て、3月末には野球がはじまるなんて、まだ実感が湧かないけれど、すでに手元には7日分のチケットがある。

オフシーズンは9割方、マユリカにささげる形になった。
M1で面白いなと思ってポッドキャストのM1振り返り回を聴き、友人が教えてくれたロコディとのゲーム配信を見たあたりでスイッチが入って、ポッドキャストを完走するのと並行して、youtubeマユリカと検索してでてくるものを片っ端から見ていった。
そうしてある程度定番のエピソードと年表、トピックなどが頭に入った状態になったところで、冠番組のお知らせまできた。今の所、マユリカは何を見ても楽しくて嬉しい。

野球もお笑いも、どっちも自分の生活にはあまり関わりのなかった分野なのだけど、でもどこかにあった伏線が回収されたような気もしている。
最近は、相方のいる人生ってどんなものなんだろうなということを考えています。