シグルイ1巻〜6巻

漫画:山口貴由 原作:南條範夫

昨年各所で話題だった「シグルイ」をやっと既刊分読み終わった。オフとかで気長にそろえればいいかーと思ってたんだけど、1巻だけ見つけて読んだら続きが気になっちゃってつい大人買い。表紙が裸祭りなので外で読むのは恥ずかしかったんだけどつい電車で読んじゃった。
なんていうんでしょうかこの異次元。
うわぁーざんこくー、と思いながらも、圧倒的な強さを期待しちゃうし、右も左も「狂気」なのに、さらなる狂気を期待して読んでる。だいたいの物語を読んでいるときは主人公がピンチだと「あああ」と心配になるけど、シグルイの場合は、次はどんな窮地があらわれるのかしらとか思う。内臓や筋肉が曝け出されることに最初は「ぎゃー」とか思ってたのに、だんだんごく当たり前のように「うむ」とか思ってる自分がいる。
とりあえずすごいなと思ったのは「見せ場」となるシーン(二輪のシーンとか)に、ほとんど擬音が使われていないこと。そのせいか、よけい映像っぽいというか生々しさがあって印象にのこる。二輪の最後とかかっこいいですよね!
つまり超本気は限りなく狂気に近く面白いということかと思う。

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

余談ですが、南條範夫直木賞受賞作『灯台鬼』を学生の頃に読んだのだけど、これの原作も同じ人だと知ってちょっとびっくりした。『灯台鬼』もかなり恐かった記憶があって、でもところどころ「羅生門」とごっちゃになってる。読み直そうかなと思ったら絶版なのね。家にあったかなぁ。