534日

空気は冷たいのに、少し運動すると暑い。夕食には唐揚げを食べた。
今度は中学生の頃のスケッチブックが出てきて、今よりもずっと丁寧に絵を描いていたあの頃がすこしうらやましいと思う。それと一緒に、授業中にまわしていたと思われる手紙の束もでてきたのだけど、差出し人の名前をみても誰だかさっぱりわからず、しかもたぶん自分宛であるはずなのに、呼びかけられている名前に見覚えがない。あだ名って謎だ。

ところで今日は私がこの日記を書きはじめて534日めみたいだ。何でもない日ばんざい。

わたしはときどき、まるで他人事のように文章を書いているけれども、ここにあるのはすべて、いつだって自分にとって切実な問題だ。
しかし切実であるということは、今、現実に判断を迫られているということではないので、実用的でないことを考えることに意味なんかないのなら意味はないのだけど、わたしの意志ってなんだとか、この物語はどうやって終わるのかとか、そういうことを考えるのは充分くたびれるし満足しないから面白い。
でも、ときどき、何したかったか、忘れてしまうので、わたしはもっと自分に厳しくしたい。
わたしに話せるのは個人的な物語だけだ。

昨日はいろいろ書いてみたけど、三島由紀夫の言っていることはよくわからない。