谷川史子さんの新刊が出ていたので買いました。新刊が出るたびに改めて、自分が子どもの頃から、コンスタントに作品を発表し続け、絵柄もブレない谷川さんはすごいなーと思う。
- 作者: 谷川史子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: コミック
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いろんな世代の人のお話なのに、不思議と統一感があるのは谷川史子節ならではという印象です。やさしい。ただ、この本は恋愛ものといえるお話は少なめなので、ちょっと雰囲気は違うかもしれません。
特に印象に残ったのは最終話、夫と娘が留守の日に、ふとした思いつきから、かつて恋人と暮らした家を見に行ってみる、というお話。なんの具合かわからないけど、180ページがツボに入ってしまって参った。その前のページの入り方もいい。
いつだって、そのときが全部だなーと思うけど、そうできたってことは幸せだったのかもしれない。なんて感傷的になるのは、秋だからか連休明けだからかよくわからないけども、読んでよかったなーと思いました。最近の作品の中でも特に好きな1冊です。