「ミックマック」

監督:ジャン=ピエール・ジュネ

雑誌かなんかのおすすめ映画コーナーで「デリカテッセン」がおすすめされていたので、レンタルしてきて見て、油っぽい…、以外の感想をもてなかったのが中学生、「アメリ」は映画館に見に行って、それはもうかわいかったけど、正直ちょっとこわかったのと、一緒にいった人が具合悪くなった印象のが強い。
というわけで、ジュネ監督の映画が特に好きという訳ではないはずなのだけど誘われたので、二つ返事で見に行って、やっぱりこわいと思うところもありつつ、とても面白かったです。

主人公のバジルは頭に銃弾がめり込む事件に巻き込まれ、勤めていたビデオレンタル店をくびになってしまう。やがて出会った仲間たちと廃品回収の仕事をはじめたところで、自分の人生を狂わせた地雷と銃弾を作った巨大企業を見つけ、復讐を計画する…という物語。
この仲間たちひとりひとりに特技があって、それを生かしながら作戦を実行していくのが楽しかった。これもまた適材適所映画だな。

ジュネ監督の映画は、美術はすごいなーと思うんだけど、キャラクターがちょっとこわい、と思ことが多くそれはたぶん登場人物が何を考えてるのかよくわからないシーンが多いからだと思う。でも、多分それはフランスっぽさなのかなと思いました(適当ですが)。
ラストシーン、発明家のおじいさんがスカートを回す機械を作っているのがよかった。