- 作者: 中村明日美子
- 出版社/メーカー: 茜新社
- 発売日: 2012/05/19
- メディア: コミック
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片思いを振り切るために訪れたクラブでソラノという男の子(実は自分の学校の生徒)と出会い、彼に振り回される様子になんだかにやにやしてしまいます。
もう大人だし、とかそういうハードルの前で去勢をはりつつも、はりきれていない原先生と、いろいろ察しがいいことで自分の気持ちより他人の気持ちを優先してしまいがちな男の子、ソラノ。ふたりともかわいいので、読み終えて「よかったねー!」という気持ちになりました。
そしてあらためて思ったのは、BLっていうジャンルの魅力のひとつに「感情移入のハードルを下げる」っていうことがあるのかなと思いました。なんというか、少女漫画の「かわいい主人公」って憧れの対象に近くて、でもBLであればそもそも異性であることで、フラットな気持ちで感情移入できるのかなーとか。
とはいえ、私はヤマシタトモコさんと雁須磨子さんとこの中村明日美子さんのものくらいしかBL作品を読んでいないのでかなり偏った見方だとは思うのですが、そんなことを考えたりもしました。
卒業生コンビの佐条と草壁の2人をまた見れたのもよかったな。