こんな映画が/吉野朔実

上でちょっと触れた、吉野朔実さんの映画ガイド本について少し。
私は吉野さんのマンガが大好きなのですが、パルコのフリーペーパー(今はもうないPECマガジン)での連載はそれとは別腹な感じで楽しみにしていました。私はあんまり書評とか映画評とかを参考にして本買ったり映画行ったりはしない方*1なのですが、この吉野さんの映画紹介は「はずれ(というか思ってたのと違った、という感じ)」が少なくて、言っていることも共感できる部分が多いしイラストもいいしで、一時期はこのコーナーで紹介された映画はだいたい見に行ってました。なので、こうして本にまとまったのは嬉しかったです。ちなみにこの本にはPECマガジン以外に掲載された映画紹介も入っていますが、上記の「ザ・ミッション」の紹介は入っていません。切り抜いてとってある中にも掲載されてないものがいくつかあるので、私が読んだ「ザ・ミッション」の紹介が吉野さんのだったかどうか確かめられないのが残念。
ちなみに吉野朔実さんの生涯ベスト10映画というのも載っていて、その内容は、

こんな映画が、―吉野朔実のシネマガイド

  1. 嘆きの天使
  2. 「エル・スール」
  3. ブレードランナー
  4. ツィゴイネルワイゼン
  5. 「ピアノレッスン」
  6. バッファロー'66」
  7. 「ラヴ・ストリームス」
  8. アラビアのロレンス
  9. 「山猫」
  10. 「そして船はいく」

となっています。2001年の段階なので、きっと今はまた変わってるのかもしれないけど、このランキングは私の好みとはあんまりかぶらない、というか見たことないのが多い。
自分のベスト10も今度考えてみたいけど、毎年かわるだろうし順位つけるのってむずかしいな。

*1:どちらかというと、見終わったもの、読み終わったものについての感想や評を見るのが好きなので