「つなぐと星座になるように」他2冊/雁須磨子

雁須磨子さんの新刊が3冊同時期にでたのでまとめて。

「つなぐと星座になるように」6巻

4年間にわたる連載の完結巻。雁須磨子さんの漫画は読んだことないのみたら絶対買うのでほとんど読んではいると思うんだけど、その中でも一番、予想外の結末でした…!
瑠加ちゃんは好きだけど、憲章みたいなひとは絶対また同じことするのでは…となんか記憶のフタが開きそうになったのでこの話はここまでにしておきます!
「誰かのせいで自分の心が動いちゃうのがしんどい」っていう譲ちゃんの感じと反対に「私は動かされたい」って話す瑠加ちゃんに、あこがれるって話す譲ちゃんに頷くお話でした。

「連続恋愛劇場」

新装版、ということに買ってから気づいたのですがまだ読んでなかったのでよかった。
独占欲をもてあましてる描写には、ちょっと「つなぐと〜」の憲章に通じるこわさを感じつつ(がさつさみたいなのを愛おしく描くのうまいなって思うんだけど、でも力で勝てないって思わされるのこわい)、巻末に収録されている「連続恋愛劇場」を含むシリーズの噛み合わない部分をほぐしてかみ合わせていく過程にほっとしたりしました。

新装版 連続恋愛劇場 (Feelコミックス)

新装版 連続恋愛劇場 (Feelコミックス)

「右足と左足のあいだ」

とっても面白かった。

  • 『うすくてあわい』

同棲カップルの、相手が言われたくないことを選んでいってしまう感じ、と「キモチ悪くてぞわぞわして腹立たしくて でも」というこういう境目のない気持ちをよくすくいあげるなって思います。

  • 『空空寂寂』

1と2で視点を入れ替えた2人の女の子の物語。描き下ろし含めこういうの大好きです。

もーさー1回知り合ってんだし ずーっと会えなくっても 次 会ったらさー どんなに会ってなくても 久し振り! って声かけれるじゃん

これすごーくいい台詞だと思った。

右足と左足のあいだ (Feelコミックス)

右足と左足のあいだ (Feelコミックス)