御先祖様万々歳!/第1話「悪婦破家(あくふいえをやぶる)」

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前にケーブルで最終回のみ見て、いつかみなきゃと思ってたものをやっと借りてきた。

【あらすじ】
主人公の四方田犬丸は、都市近郊のマンションで、サラリーマンの父、専業主婦の母と三人暮らしをしている。物語は、ひとりの美少女が四方田家を訪れるところから始まる。彼女は犬丸の孫であり、タイムマシンに乗って御先祖様に会いに来た、と語るのだが…。

押井さんの作品の特徴的な点として思い浮かぶのは哲学や都市論だったりする、というのはある低度の共通認識なんじゃないかと思うんだけど、この「御先祖様〜」でも、主人公の住む都市近郊のマンションの佇まい、そして核家族、など、冒頭からちりばめられるキーワードが押井さんらしいなと思う。90年代的な題材とも言えるかもしれないけれど、自分が育って来た時代と被っているからか、こういう話にはとても親近感を覚える。
第1話を見て驚いたのは、会話のさなかに織りまぜられる内面の(哲学的な)言葉や、効果的な言葉の反復など演劇的なシナリオの面白さ。コマ割りも舞台を意識しているのか、この第1話では、ほぼ1つの場面によってのみ物語は進む。そして役者が舞台から去る際には”せり”によって奈落へ降りて行ったりもする。こんな自由なアニメがあったなんて、と少々呆然としながら第1話を見終えた。
実験的なアニメだとも言えるけれど、楽しんで、楽しませるために作られているなぁと感じる。基本はコメディなんだと思う。
続きを見るのが楽しみです。
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この『御先祖様万々歳!』について知りたくて、押井守さんの公式サイトを見てみたところ、1989年の『機動警察パトレイバー劇場版』とほぼ同時期に制作されたOVAだったようです。制作がスタジオぴえろというのが(押井さんがぴえろを辞められた後の作品なので)ちょっと意外だったのですが、こちらのサイトにて、『御先祖様万々歳!』はぴえろの10周年記念作品としてつくられた、ということや、

この作品は押井氏によると”裏うる星やつら”だそうで、「(諸星家に押しかけ女房でやってきた)うる星やつらのラムが詐欺師だったら?」という妄想から始まっているとか。

などという興味深い情報を知ることができました。感謝。

 おかいものの夏だ

ichinics2005-07-03

楽しみにしてたセールの季節がやっときたので、今日はちょっと早めに家を出て、買い物に。
デパートやら、お店やら、セールをやっているところは、さすがにどこへ行っても混雑していたけれど、洋服を買うためだけに出かけるのは久しぶりだったので楽しかった。とはいっても、最初に入った店で刺繍の入った黒いガーゼシャツを買ってほぼ満足してしまったので、あとは夏用のものをちらほら買い足したくらい。町を歩いているだけでかなり疲れてしまったので、買おうと思っていたもののほとんどは後回しにして、お茶して、お店を見て、お茶して、をひたすら繰り返した1日だった。
ところで、セール時期になると、どのお店にもだいたいあるアイテムっていうのがいくつかある気がするけれど、(いつだったかどの店に行ってもトレンチコートばっかりあった時があった)そういう流行って一体どこで決まるのか不思議。
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帰りには弟達と待ち合わせて地元の焼き肉店へ。肉よりもビールでお腹いっぱいになって、満足した。