トム・ヨーク@ニュース23

夜は「ニュース23」を見る。トム・ヨークのインタビューを見るためだったんだけど、なんだかなぁという内容だった。インタビューはイギリスにあるトムのスタジオでのものだったんですが、いくらニュース番組の取材だとはいえ、会話がすれ違っている感じが残念でした。
例えば、トムの歌詞に、直接的な言葉は少ないのに、なんで「常に問題意識を先にもって曲づくりをしているような」という質問がでてくるんだろう。「歌詞に意味を込め過ぎると音楽が死ぬ」というようなことをトムも答えてたし、それは常に避けてきたことだと思う。いままでだって、直接的なのはアートワークだけじゃないかなぁ。
ミュージシャンの考えについて想像するときに、歌を聴くのではなく、まず歌詞を読んだりほかのインタビュー記事を読む、というのは、間違った方法だと私は思うんですが、この取材はそっち側からのもののように感じた。まあ仕方ないか、とも思うんだけど、もうちょっといろいろ聞いて欲しかったな。
あ、でも「子供たちに、どんな未来を残したいですか」というような質問に対し「何かしら未来があればいいと思うよ」と答えたのはいいなぁと思った。やっぱりトムはコメンテーターではなくて、ミュージシャンなんだなと、確認してほんのり嬉しくなる。(おもいきりひいき目に見てる)。

 コダマの谷/入江亜季

コダマの谷 王立大学騒乱劇 (ビームコミックス)

コダマの谷 王立大学騒乱劇 (ビームコミックス)

きれいな本。装丁も、絵柄も、すっきりしているのに詰まってて、そういう「作り」へのこだわりがお話にもにじみ出ているなと思った。
たぶんきっと、著者のすきなものをいっぱい詰め込んでできたお話なんだと思う。ヨーロッパとか、レンガ道とか、寄宿舎とか? あとがきにもそんなようなことが書いてあったけど、うん、潔いくらいのイメージ優先だなと思う。だからお話の脈絡に説明不足に思えるところもある。でも、絵柄がしっかりしているおかげで、なんとなく雰囲気で読めてしまう。
お話としては併せて収録されている「フクちゃん旅また旅」のほうが読みやすい。竹本泉さんの「るぷ・さらだ」みたいな雰囲気で、親子がいろんなところを旅する。鬼の子が酔っぱらって花を咲かせる「開花」とか、すてきです。

 厚切りポテト

ナビスコから新発売された「厚切りポテト」のしお味がうまいです。
分厚いポテトチップスは歯ごたえもよく、ほんのり甘いじゃが芋の味と塩加減が絶妙。先日、台湾で出会った厚切りポテトチップスがかなり気に入ったのですが、これはそれに近い味。
ナビスコは「そのまんまポテト」とか、最近ちょっと芋の味が甘いのがあんますきじゃなかったのですが、同時発売のコンソメは甘いのにたいして、塩味はしっかりと塩の味。でも、しょっぱすぎず、芋の味をひきたてるかんじ。久々のヒット。

 リニューアル

すぎむらしんいちさんとかわかみじゅんこさん、二人とも大好きな漫画家さんで、二人とも最近になって過去の作品集がリニューアルされたんですが、『ALL NUDE』の

2編を加え新編集!

ってのはまだいいとして、『少女ケニヤ』の

1998年に宝島社から同タイトルで発売されたものを一部改編(『あかずのふみきり』を『亜木子』に差し替えて収録)したものです。

ってちょっとくやしい。どうせ両方買い直すんだけど、差し替えとなると古い方も持ってたいし。あ、それをいったらWIMもだ。こうやって同じ漫画が何冊もある状態になってくのもなんかせつない。