ラララ劇場/いましろたかし

ラララ劇場 (ビームコミックス)

ラララ劇場 (ビームコミックス)

主人公を中心としたクロニクルだったりパラレルワールドだったり、なのはいつもの通りで、今回の中心人物は盆堀さん。ロマンスグレーでも中高年でも青年でも、面倒くさがりな十代ぽい雰囲気をたんたんと描いているのが、例えば柳沢きみお作品とかの生々しさとは、かけ離れてるなぁと思う。ぱっと見、週刊現代とかにのっててもおかしくない感じなんだけどね。年とったらみんなが週刊現代になるわけでもないわけで。コドモでいることのダメさと魅力が共存してるのが、いましろたかし漫画なんじゃないかと思う。
特に、ラストの「アテもなくハムトースト」がすごいすきです。エンドロールに流れるのはtheピーズだなぁとか思いながら読んだ。「あしたありゃいいさ〜」で閉じて、くよくよしたり笑ったり腹減ったなーとか言いながら今日になってる。

 うきうきする春

お昼休みに社外へ出ると、シャツで歩いてるサラリーマンの人たちがたくさんいて、春だなぁ、と思った。せっかくあたたかくなったんだから、もっとうきうきしてもいいはずなのに、顔の前にぼんやりがあってとれない感じなのは、もしかしたら風邪かもしれないなぁ、と思う。そしてGW休みの日程が発表されて、思ったよりも長期休暇になりそうで、やったー、なのにいまいちもりあがれないのは、連休あけに締め切りがたくさんあるから。
まあそんなものですよ、なんて思考停止して、いつものサブウェイで「ラララ劇場」を読み、盆堀マスターのいる飲み屋にいきたいと考える。場違いかな。そして「一から出直し、やり直し」でいきいきしてる盆堀さんのこと考える。笑いそうになるのを何度か堪えつつ、昼休みを終えると、なんだかちょっとうきうきしていた。

 愛がなくても喰ってゆけます/よしながふみ

愛がなくても喰ってゆけます。

愛がなくても喰ってゆけます。

よしながふみの食い倒れエッセイ(?)漫画。紹介されてるお店にはあちこち連れていってもらったにもかかわらず、やっと読みました。
最初に掲載店でごはん食べたときに、ちらっと読ませてもらったので、YながFみという、作者と思われる人物が主人公の話なのは知ってたんだけど、いざ読んでみると「物語」の部分にちょっと胸焼けした。
まあ、もちろん「全てフィクション」と書いてあるし、実際とは違うのだろうけど(そりゃそうですよね)、作者自身をイメージさせる作りではあるので、その辺の意図がつかみづらいと思った。
それと個人的に、女性の漫画家さんエッセイで、オンオフ落差の描写がはげしいのがちょっと苦手なんだと思う。というかエッセイ全般苦手ジャンルではあるんだけど、この作品を読んでいて、エッセイが苦手なのは、各作品に込められているであろう、作者自身の言葉を、ひとりの人物という形に集約させてしまうのがつまらないからなのかもしれないと思った。でも逆に、それが可能であると信じているからこそ、物語を楽しめる/信じることができるってとこもあるんだろうけど。ここはちょっと保留して後で考えてみる。
ともかく、作者が登場する漫画というと、例えば、やまだないとさんとかはその辺完全に架空で読んでて楽と思う。
ともかく! 登場する食べ物はどれもおいしそうです。
そして、今日は最後のお話に登場する「鶏丸」*1に行ってきました。気軽に入れる感じの居酒屋で、水餃子と焼き鳥レバーがおいしかったなぁ。あと肉みそのサラダ。お酒メニューも豊富でした。また行こう。ベーグルとフレンチも行きたいなぁー。

ほか、食べにいったことある掲載店

あまりメニューについて書いてないですが一応。

あと、日記に書かなかったみたいだけどボラーチョと希須林もおいしかったです。あと唯一知ってた店が中目黒にあるもつ鍋屋「鳥小屋」。何度かいったことありますが、いついっても満足。明日も、べつのとこでもつの予定。

 夏フェス

今年のフェスはフジと朝霧って決めてるのに、行きたいのたくさんでこまる。
サマソニは、まあ、たしかに毎年欠かさず行ってたんだけど、ラインナップはもう半分以上ついていけない感じであり、そもそもメッセが好きでないのであり、マリンスタジアムは好きだけども、見たいのはたいていメッセでせつないし、お客さん入れすぎによる混乱(去年のダフトパンクのとことか)もつらい、ので今年はサマソニ行かない(予算が無い)と思ってたんですが、新しい発表見たら、BRIGHT EYES がくるんですね……ブロックパーティもあるしなぁ……。ブライトアイズみたいなぁ。みたい。ああ、でも出来ればO-westとかクアトロとかせめてリキッドとか小さいとこで見たいなぁ。というわけで保留。あと、CIRCLE'07 のすごい面子にも参ってます。うーむー。