境目

六月が終わってしまった。一年が半分終わってしまった。
仕事をしたり、本読んだり漫画読んだりいろんなところに行ったり、それなりに毎日いろんなことがあるけれど、「この半年にあなたは何をしましたか」と言われても、これをしましたと言えることはあるんだろうか。無い様な気がする。そして年末にも同じことを思っている気がする。
なんだか行動パターンが決まってしまっているのか、同じことを繰りかえしてるつもりはないのに、一定の周期ごとに、自分はいつまでも同じことをしている、と思ってしまったりする。そして、そのパターンが変わるときっていうのは確実にあって、その切欠ってのはだいたい、今までを振り返ってみても、環境の変化だ。
その環境という要素の中にはもちろんその時期に多くの時間を一緒に過ごしている人の存在があったりする訳なんだけど、環境が変化した後も、その人に会えばいつでもその時のことを今のように感じられるかといえば、そんなことはなくて、でもごくたまに、あの時を「今」みたいに感じられる時っていうのもあって、そういう瞬間には、懐かしいという気持ちよりも、ただ楽しかったり、嬉しかったりする。
でもそういう人にはいつでも会えると思って会わなかったりしがちだ。
もう会えなくなってしまった人もいるのに、それで後悔もしたくせに、私はまだ会わなかったりしがちなので、下半期は会いたいなと思った人に出来るだけ会いにいこうと思った。