出会った頃のときめきはないけれど、これからもなかよくやっていけそうです

とうとうわたくし、パスモデビューいたしました。パスモっていうのは、スイカみたいなやつです(トートロジー(←いってみたかった(違うかも(くわしくははてなキーワードを))))
思えば今年の3月。パスモ定期を買おうっていそいそ定期券売り場にいったくせに、「普通の定期でいいですか?」と聞かれておもわず頷いちゃったのがうんのつき。
売り切れだとか、定期しか売ってないとか,でも地元の駅では定期も売ってないとか、あいまいな情報を小耳にはさみ、はんぶんあきらめ気分で、もうずっとこの薄い定期で良いよ…。かさばるしさ…。電子マネーなんて信用できないし……てめんどくさくなったまま4ヶ月ほどすぎてしまいました。

でも、とにかくJRのスイカ専用入り口にひっかかると、いらっとするんだよね! 定期を入れる口すらないっていう拒絶っぷり。わたしの切符がくえないってカー!
それから、ともだちと出かけてても、もうみんな直接改札組なのね。パスネット圏内ならいいけど、JR乗ろうとするときに「あ、わたし、切符を…」というと「スイカないの?」といわれてしまう。
…とまあそんな具合に、スイカ的な何かがないとつらいご時世になってきたので、先月、定期更新するついでに、思い切って駅員さんに聞いてみました。
「パ…パスモの定期が、ほしいんです、けど…」
季節外れ過ぎて、まるで「六本木ヒルズってどこですか…?」て聞くようなキモチだったよ。でも、そんなちょっとした照れくささ乗り越えたかいあって、この駅では売ってないんだけど、新宿とか、そういう大きな駅なら売ってるよってちゃんと教えてもらえました。よかった。

そして、パスモデビュー初日。あのピッ!バタッ って瞬間がやたらうれしくって、でもなんかちがうなー。パスモ素人感がにじみでている…と思って周囲の人を観察してたら、みんなお財布にいれたままピッてしてた!
そんで早速(ちょっこしどきどきしながら)財布のままソフトタッチ。ピッ!バタッ ってちゃんと反応するよ!すごい!きてるねー未来!
でもJRのるときどーすんの? と思って精算機ならんだら、チャージって項目がでてくる。ああこれが電子マネーってやつね。って早速入金。
最初は千円だったんです…そこから、だんだんとキモチがおおきくなって……今朝なんて五千円もいれてしまいました。
こうやっていつか、当たり前の存在になっていくのでしょう。そして、いつか現金をもたないで町をあるく日がくるのかもしれない。

けど、さいきんとくに、ひとって理解とか把握するのに、視覚に頼るいきものだなーとか思ったりもするので、たぶんきっと現金からチャージするという作業は長く続くのではないか、とも思う。まだ、なんとなくお金じゃないみたいな気がするし。
あああと、そういえば、フジロック後、せんたくしたジーンズのポケットからでてきた、しわしわの千円札みて、これもまた、お金じゃないような気がする…と思った。