どれもこれもすきで困るのである

なんとなくで、久々に山之口貘さんの詩集をちらちらと読んでいる。いちにちひとつ、でも、その日を覆ってしまうような気持ちがあって、たとえば誰かに宛てたラブレターを盗み見てしまったような、そんな詩がとても多いのを、かつての私はどこかうらやましく読んだものだったけれど、今はずいぶんと心持ちがかわって、その切実に、ただかきたてられるみたいだ。
つまり……とかいってみたくなるけれど、感想で包んでしまうのは惜しい。

そんで今日の月。雲に覆われた月って、見てると足場が裏返るような感じだ。
海とか、いきたいなあ。ハムトースト食べながら、あてもない手紙書いたりしたい。