「青年のための読書クラブ」第1巻

漫画:タカハシマコ/原作:桜庭一樹

青年のための読書クラブ 1 (Flex Comix)

青年のための読書クラブ 1 (Flex Comix)

マリアナ学園というお嬢様学校の異端者が集う「読書クラブ」の記録をたどるお話。この第1巻には1969年度「烏丸紅子恋愛事件」と1990年度「奇妙な旅人」の記録が収められています。以前友達に教えてもらってやっと買ったのですが、これすごく好きだなーと思いました。話はぜんぜん違うんだけど、「少女革命ウテナ」とか「桜の園」とか好きな人におすすめしたいです。
「烏丸紅子恋愛事件」は、シラノ・ド・ベルジュラックをモチーフに、その貧しさから差別されていた転校生が、読書クラブの演出によって、校内のアイドルへと変貌を遂げるお話。そして、その背景に流れる部長の物語。女子校ならではの排他的な残酷さと甘さが、物語に操られることであらわになる様子がとても面白かった。
「奇妙な旅人」はバブル時代の物語で、これまた「群れ」の女の子たちと、個の女の子たちの距離感が残酷なんだけど、そこを切り抜けていく感じがわくわくする。演劇調の語り口が「少女革命ウテナ」みたいだなと思いました。
すごく面白かったので、ぜひ原作も読みたいです。