先日、虹についての日記を書いた際に、コメントをいただき(id:ichinics:20090721:p1)、改めて虹というものについて考えてみたところ、虹っていうのは光の反射によって「見えているだけ」のものなんだなっていうことに改めて気づきました。きっと小学生の頃に習ったはずなのですが、恥ずかしながらすっかり忘れてしまっていた。
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それはたぶん、「Over the Rainbow」の歌のイメージや、「虹の根本には宝物が埋まっている」っていうお話(これ元ネタがわからないのですが)や、そういった諸々のイメージによるものなんだと思うのですが、なんとなく花火のように、そこに出来たものをあちこちの人が見ているような気がしてしまってた。
でも今回、いくつか虹の仕組みについて書いてあるページを読んだりしていて、つまり虹というのは、空気中の水蒸気に太陽の光が反射して見えているものだから、追いかけようとしても移動するだけ角度も変わり、異なる虹を見ることになる、もしくは見えなくなってしまう、ということを知り(ちゃんと理解できているかはあやしいですが)、自分は長いことずっと勘違いしてたんだなということがわかりました。
なるほどなと思いつつ、つまり、虹に触れたり近づいたりくぐったり、なんてことは出来ないんだな、ということを少しだけ残念に感じたのは、やっぱり根元に宝物が埋まっているような「虹」のイメージに、漠然とあこがれるところがあったからかなと思います。
ただ、そのような不確かなものを、いろんな人が同時に見ているということは、やっぱりすごく面白いことだと思う。これについてはもうちょっと考えてみたいです。
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ともかく、雨上がりの夕焼けはきれいだ、とか、この季節に虹ができやすい、とか、そういう「なんとなく」感じていることにも、ちゃんと理由があるんだなということを改めて考えさせられました。
きっかけを下さった id:sasakiarara さん、ありがとうございました。