ちづかマップ/衿沢世衣子

ちづかマップ

ちづかマップ

ちづかという主人公は地図が好きで、尋ね人探偵をやっているおじいちゃんの家にいりびたっている。で、まあいろいろあっておじいちゃんの仕事を手伝うことになる…というお話。
探しものをしている過程で見えてくる、町や人の歴史がすごく魅力的な漫画だった。「ブラタモリ」みたい。ってのはたぶんまんまな感想。
本郷、浅草、鶯谷から日暮里、そして京都。これ読んだあとにはすぐそこに行きたくなります。特に、最後の京都で包丁研いでもらうのとかぐっときたな。長年使い続けた包丁ってあんなふうになるんだな! って思って、私もいつかここにでてきた「早川刃物店」*1で自分の包丁買いたいと思いました。
ところでこの「ちづかマップ」、これでおしまいなのもったいないなあ。まだまだいろんな町の話描いてほしいです。