「あたらしい朝」2巻/黒田硫黄

あたらしい朝(2)<完> (アフタヌーンKC)

あたらしい朝(2)<完> (アフタヌーンKC)

とうとう出ました第2巻で完結巻です。ドイツ軍へ入隊した主人公の箱根での日々が描かれるわけですが、主にパンを焼く練習をしたり、肉体労働をしたり、勘違いをしたりの日々で、これって実話なんだっけ?と思わず奥付とか確認してしまうような(違いましたが)予定調和のない展開なのがすごい。
物語としてはまとまっていないような気もするんですが、ともかく、黒田硫黄が描くと、画面全体が生き生きとして見えて楽しかったです。
トラックで山道を走るシーンの会話とか、この人にしか描けないテンポだよなあと思う。それからラストの見開きもぐっときた。
次回作が楽しみです。