- 作者: 宮田紘次
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/11/15
- メディア: コミック
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で、この表紙の女の子が登場する『視える音』という短編は、音がそれこそ「視える」ことで音楽が嫌いになってしまった男の子のお話。むしろこのお話の続きで、この男の子がどんな演奏をするのかが視たかったナーと思った。あと「Genius Party BEYOND」*1の『GALA』(前田真宏監督)を思い出した。
『天使の声』というエレベーターに閉じ込められた男の人と、警備員室にいる女性との会話のお話は、ありそうな展開ではあるけど、ラストがよかった。
もっとも気に入ったのは、『秘密の言葉』。ある女子校で交わされる「ごきげんよう」という言葉についてのお話。クライマックスのコマが印象的でした。ただ、この短編集全体でみると、このお話だけ「音」と外れてしまっているような気もしました。