- 作者: 九井諒子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/03/30
- メディア: コミック
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冒頭の勇者シリーズは、RPGゲームや童話を元ネタにしたようなお話が中心。少しわかりづらいところもあって、いまひとつ乗り切れなかったのですが、馬人(ケンタウロス)と猿人(ヒト)が共存する世界を描いた「現代神話」がとにかくかわいくて面白くて、一気に好きになってしまいました。
馬人はとにかく働くのが好きで生後三週間から歩いてて、それは猿人からみると脅威でもあるのだけど、でもお互いにいいところがあってね、ってところに着地するまでの過程がとてもいとおしい。
他にも、羽が生えている同級生のお話とか、竜が実在する世界の大学の日常とか、昔話、神話、民話、童話、ファンタジーに近いような、すこし不思議な設定の中で、ごく身近なお話を描いているところが魅力です。
特に馬人シリーズはもっと読みたいなと思った。馬人奥さんのトナカイコスプレで大笑いしてしまいました。ほんとかわいい。