説得、その後

先日の説得*1後、早速ケアマネさんにショートステイ利用の希望を伝え、初めての利用に伴う契約については私が午前休をとって、実家に行って行う、ということになった。
妹には、私が「わざわざ有休を取って」契約に来るということを父に伝えてもらった。

しかしその契約日前夜、妹から「お父さん、かなり嫌がってるかも」というLINEがきた。
「ケアマネさんがきたら(行かなくて良いように)直談判しようと思っている」
と言っていたとのこと。
利用したいといっているのはこちらなのだから、ケアマネさんに何を直談判するのかという話なのだけど、その知らせにきょうだいLINEは鬱々とした雰囲気になった。
弟は「父が期待に応えてくれなくても、傷つかないような心構えが大事」なんて言っている。

こういうときは「仕事」だと思って対処するしかない。
早速ケアマネさんに連絡をして、父が渋っていることを伝え、契約日にはそのショートステイ先は母が見つけてきたところで、母が(父にあっていると)おすすめしていたところ(これはケアマネさんも知っている事実)だというところを強調したいので話を合わせてほしいとお願いをしておいた。

ちなみにこの日の夜、CS2戦目のタイガースが、雨による中断を挟んだ末に、サヨナラHRによる劇的勝利をした。
めちゃくちゃ気が重かったけれど、こんな試合を見たら頑張らずにはいられないなと気合を入れ直す。

そして当日、妹情報は聞いてないテイで「今日はご協力ありがとうございます!」というテンションで実家入りした。協力してくれて本当に助かる、みんなが疲れちゃったらこの生活は続けていけないもんねえ、今日はしっかりお昼ご飯も作ってきましたよ〜という塩梅だ。

そしてケアマネさん登場。打ち合わせ通り、母のおすすめである旨を強調してくれた。
さらにショートステイ先のスタッフさんが契約に登場。若い柔和な雰囲気の女性で、父の雰囲気も一気に丸くなる。さらに渡されたパンフレットへの食いつきも良い。
実際、検討している施設は個室で、室内にお手洗いもあり、提供される食事もかなりおいしそうな施設なのだ(その分まあまあ値段が張る)。
これはもしかしてちょっとよいところなのかも? という雰囲気になった父は、「入浴はどうしますか?」というスタッフさんの質問に「是非お願いしたいですね」と答えていた。

お風呂お好きなんですねえ、うちのは肩までつかれますんでねなんて話をして、和やかに契約も終了。

昼ごはん(三食丼)を準備して、仕事へとむかう私の足取りは軽かった。
さらに、夕方顔出しをしてくれた妹によると父はかなりご機嫌だったのこと。

そして、まだまだ騙されないぞと実家に向かった日曜日、到着すると父は何のアピールなのか、いそいそとショートステイ先のパンフレットを取り出して眺め始めはじめる。
これはもしかして、もしかするのか?
そんな気持ちで、弟、妹と顔を見合わせつつ、宿泊の荷物なども作って週末を終えた。

ただ、まだ油断は禁物です。
宿泊は今週の予定。
同居の弟の出張や、誰かが寝込んだ際などに、ショートステイを利用するという選択肢を得たいので、どうにか気に入ってくれますようにと皆で息を潜めつつ、その日を待っている。