香港映画、そしてあまりにも日常

なんか映画みたいな夢。
たぶん香港。ギャングに追われている女がいて、町工場に逃げ込む。 そこにいる白タンクトップに油染みのあるシャツを羽織った男は、寡黙で無愛想なんだけども、なんだかんだいって女を匿う。
バーナーで溶接とかしている。(←穏やかな日々の描写)
そこに黒塗りの車がやってきて、工場の裏に横付け。
すわ乱闘か、というとこなんだけども、男は超強い。
実はギャングのボスの、後を継がなかった息子がその男だということが明かされる。
ドッグヴィルジョニー・トー的アジア映画な夢ですが、その男はカシオメンでしたというとこがポイント。
二度寝
街頭でメモ帳を配っている。 一茂と広末の奴が大人気で、いらないなーと思ってたらディランのがあってもらう。雨が降っていてびしょびしょだけど、表紙に書いてある文章が面白い。
バスに乗って、途中で降りて、スーパーに寄る。
筒状の箱に入ったチョコと、ココナッツのエンゼルパイみたいなのを手にとったらドンけつしてしまって、「あ、すみません」と振り返ったら母親だった。おなじエンゼルパイを手にもっている。
<三度寝>
最初の香港映画的な夢をみたはなしを会社の同僚にしていた。
起きて、会社で、ほんとにした。そこまで夢だったらどうしようかと思ったけど、まだ目は覚めてない。(←ホラー)

 土下座

私はあるバンドのマネージャーになっている。
そのバンドは長く活動停止していたのだけど、ようやく再結成に至って、それじゃあアルバム作ろうか、プロデュースは誰に頼もうか、という会議を、あるアパートの一室のような場所でやっている。
セッションをして、会議して、セッションセッションで私はやっぱり、この人たちの音楽が好きだなぁとしみじみ思っている。
ふと、リーダーのKがテレビコマーシャルでビギンの人と歌っているキナシさんを見て、この人にプロデュースをお願いしようと言い出す。え、ビギンではなくて? うん。でもこの人ミュージシャンではないよ、歌も歌ってるけどさ、プロデューサーだよ? わかってるよ。いいの? いいよ。……何でまた、とか聞いても良い? だって、良い顔してるもの。
そんなこんなで私はキナシさんに会いに行く。無下にされる。キナシさんではなく、キナシさんのマネージャーに。でも食い下がる。現実の私じゃあり得ないくらいのガッツでキナシさんにあわせてください、と言う。そしてギィッと開いた扉から顔を出すキナシさんの頭のハンチングを確認したくらいの段階で私は土下座する。お願いします。どうか、彼らをプロデュースしてください。
キナシさんは意外にも彼らを知っていて、快く話を聞いてくれた。でもなあ、俺に出来るかなぁ、プロデュース。出来ますって。そう?
そんな夢ならではの気軽な展開でアパートの一室にキナシさんを伴った私は帰還する。どうだ。連れてきたぞ。プロデューサーだ。
彼らはすぐにセッションをはじめる。それはすごくいい感じである。なんというか、音がうねっている。グルーヴィー! とか言いたくなる感じだ。キナシさんの笑顔は、彼らの音楽にぴったりである。私は拍手する。隣の家からも人がやってくる。町中お祭りである。パーティーは最高潮。キナシさんがやぐらに登って、歌いだす。
―― その声は、永積タカシさんの声であった。
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前々から木梨さんと永積さんは似てると思っていたのだけど、この前それを言ってみたら、似てない、と一蹴されたことでこの夢を見たと思われます。プロデューサーがいつの間にかボーカルになってるのはやっぱ夢だからなのか。ちなみにリーダーのKは欣ちゃんでした。

 夢なのに夢じゃなかったのに夢だった

目が覚める夢、というのは何度か見た事があるけれど、今日の夢は特に生々しかった。
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私は祖父の家にいる。居間と隣接した、温室だけど現在は書斎として使われている場所の前で、朝ご飯を食べている。母親に「煮魚食べちゃって」と言われて渡されたのは、「およげたいやきくん」のイラストみたいな魚。箸で半分に割ると、白身(尾)の部分と内臓(頭)の部分にきれいに別れる。
食べ終わった後、妹の座ってるソファの向かいに腰掛けて、少し話をしつつ、うとうとしはじめる。
意識が遠のいてきたところで、そこに見えているのは古本屋だった。木造の一軒家で、左右のショウウインドウの真ん中に摩りガラスの扉がある。そのガラス扉には文字が書いてあって、それを何度か眼で追って、私はようやくその内容を把握する。
そこにあった文章は今考えるとちょっと意味が通らないのだけど、日記風の文章で「このまま順調にいけば○○が手に入る。手に入る算段はついている。」というようなことが書いてある。その○○は私にとって凄く大事なものらしく、私は慌てて起き上がり、母親を呼び、「あの古本屋の扉に書かれているのは○○という内容で合ってる?」と確認するのだけど、そこにはやっぱりその通りのことが書かれているらしく、私は「これが夢だったらいいのに」と思う。
母親は「素敵な店ねー」なんて言って古本屋の店内に入っていき、上下巻の本(ヒットラーについての本だったような気がする)を私に見せたりしながら何か言うのだけど、うわの空な私は1人でそこを後にする。いつの間にか祖父の家ではなくて、その古本屋にいたのだけれど、場所は多分、下北沢の一番街の一番南口寄りの踏切前くらいだったように思う。
家に帰り着くまでの間に、散々「○○」を手に入れるためにもっと努力すべきだった、とかこれからなんとか出来ないもんだろうか、などと考えを巡らせるのだけど、自分のパソコンでニュースを確認すると、古本屋に貼ってあったのと全く同じ文面を見つけてしまい、やっぱり夢じゃなかったのか、と思う。がーん、なんて言う元気もないくらいショックで、おろおろして、呆然としてたら、いきなり眼が覚めた。
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眼を開いてしばらくはここがなんだかわかんなかったけど、なんか凄く晴れてて、どうやらさっきまでのは夢だったらしいということが理解できると、久しぶりに眼が覚めて良かったーなんてしみじみ思ってしまった。おかげで二度寝しなかった。

 島の祈祷師とお姉ちゃん

もっけ」みたいな設定。
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は小さい男の子で、小さな島で民宿を営んでいる両親と暮らしている。お姉ちゃんが1人いて、おじいちゃんが町で祈祷師みたいな仕事をしている。
ある日、島に来ている旅行者の人の依頼でお祓いをすることになった。依頼内容は、その人が持っている、人形のようなもののお祓いをする(?)こと。しかし、その人形を手に取ったおじいちゃんは「原因はこれだけじゃないなぁ」と言う。
私が一旦家に帰ってその依頼主の人に会おうとしていたとき、お姉ちゃんが家出をしてしまった事を知る。お姉ちゃんには好きな人がいて、その人が忘れられないんだけど、最近島の小学校の先生に言い寄られていたのだ。お姉ちゃんの置き手紙には「私を好きになるなんて、もの好きもいるのねって感じです」と書いてあった。
その手紙を見て驚きつつも、私はとりあえず依頼主のところへ行くのだけど、その依頼主一家の母親が「その人形にはまだ片割れがいる」といってもう1つの人形を出してきた。
あわてておじいちゃんのところへ行くと、その人形を見たじいちゃんが興奮して調べはじめる。
(このあたりから視点が三人称になる)
私は店の外でお姉ちゃんに電話をする。
「ディシカゴ一緒なんだよー」
と言って、お姉ちゃんの興味をひく。さっきの一対の人形はどうやら「ディシプリン」と「ガーゴイル」という一対の御神体だったようだ。それは非常に珍しいものみたいて、お姉ちゃんも興奮して(このあたりで船の上にいるお姉ちゃんの映像が見える)島に戻ってきて、お祓いがはじまるところで目が覚めた。
ちなみにその人形は親指くらいの大きさで、確か緑色のシルクっぽい布に包まれて桐の箱に入っていた。おじいちゃんがお祓いをするための道具として使ってたのは、魚の形をした飾りのついた金属の棒。やけに鮮明だったので寝ぼけてテレビでも見たのかと思ったけどたぶん夢。
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ディシプリンといえばクリムゾンくらいしか思いつかないし、ガーゴイルも、特に私のボキャブラリーにある言葉じゃない上に「ディシカゴ」と略してる辺りがなんか不思議。寝る前に読んでた本とかも全く関係ないんだけどなぁ。

 花畑、用心棒、保健室

三本だて
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どこかからの帰り道を歩いている。向いの公園は一面の花畑。黄色い花でできたアーチに子どもが群がって、親に写真を撮ってもらったりしている。
まぶしくてきれいな景色。青々と湿った草を踏んであるくと、足の裏にまで土の匂いを感じる。右手になだらかな丘が続いていて、そこを越えると渋谷だ。
渋谷についたら、フレッシュネスバーガーに行こうと思う。
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学校の教室。その教室の1つに住んでいる親子がいて、その娘と仲がいいのがどうやら私みたいだ。その娘はなにかよくわからない怪物みたいなものに狙われている。で、私が用心棒をしているらしい。強いみたい私。でも娘の親には疎まれているという、なんともやりにくい状況。怪物と戦う辺りはとにかく逃げまくって勝つというなんとも格好悪い感じだったけどすごく怖かった。雰囲気としては、シン・シティとブラッドザラストヴァンパイアをあわせたような感じ。影響されやすい。
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私は保健室で寝ている。熱がある。喉が渇いて間接も痛い。でも喉が乾いて仕方ないので、近くのコンビニまで飲みものを買いに行く。ひどい格好。店内をうろうろしながら、ふと見知った顔が視界をかすめる。Kだった。ああ、久しぶりに顔を見たなぁと思いながら、声を掛けられずにいる。緑とベージュの、古着っぽいジャンパー(ジャンパー?)を着ていた。Kと、その連れはさっさと買い物を済ませて店から出て行ってしまう。私は何も買わないで店を出て、あーこれはたぶん夢だなぁと思う。会社に戻ると、ビルの1階がハロウィンの飾りつけでにぎやかになっていた。にぎやかだとかなしいなとか思う。
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目が覚めたら本当に熱が出ていた。でも今日は休めないので出社。間接が痛くて歩くのが辛い。どうしよう。