喫煙と自殺の関連

昨日見たWEB版毎日新聞のニュースに、中高年の男性喫煙者では、一日に吸う煙草の本数が多いほど自殺の危険性が高まる、というものがあった。(私自身、煙草は好きなのだけど、喫煙マナーについてなどいろいろ思うところはある。でもとりあえずそれは別の話)
私は一日に一箱未満の喫煙本数だけれど、この調査結果には少し考えさせられた。
ここで重要なのは、煙草を吸う本数が多い人の「心の健康」に注意が必要である、という一文だと思う。
確かに、私もストレスが溜まると喫煙本数が増えてしまう。特に求職中なんて、一日中家にいて履歴書を書いたりしていても、いつの間にか煙草が切れて、買いに走ったりしていた。典型的な依存症だと思う。

そこで思い出したのが、煙草を吸うようになってから読んだ、ポール・オースターの脚本(映画になっている)『スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス』の中での台詞。
登場人物のボブが、「最後の一本」を吸う為に煙草屋のオーギーを訪ねるシーン(ブルー・イン・ザ・フェイスのシーン31と51)でのこと。
そこでの彼の台詞から、私のとらえた感想は、「煙草は人生に連れ添う友人である」という考え方だった。願わくば、私も彼のように、煙草をやめる時、煙草にまつわる良い思い出とともに別れたいと思う。

スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス (新潮文庫)

スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス (新潮文庫)

まあ、簡単に言うと、ストレスとともに煙草の量を増やすのは止めようという自戒です。