好きな言葉、嫌いな言葉

今日ふいに「たっぷり」という言葉が好きだなと思った。
小さい「っ」と「ぷり」というのが良い。
なんだか余裕がある感じがする。まあたっぷりなんだしね。
たっぷりした夕焼け、たっぷりした焼き魚、たっぷりとしたみそ汁。
なんだか幸せな感じ。

それとは別に、嫌いな言葉もある。
嫌いというか、私が気をつけて使いたいと思っている言葉は「ぜったい」。
これも「っ」が入っているんだけど、こちらは、なんだか息が詰まるような、行き止まりな感じがして怖いんです。
絶対なものがあるっていうのも良いけど、私は世の中断言できる事って殆どないんじゃないかと思います。
確実、とかとはまた違う、ぜったいの怖さをうまく言い表すのは難しいんですけど、
「あ、こういうのもあるんだ」
という余地を残す為にも、ぜったい、をあまり使いたくないなあと思います。

かといって、たぶん、とか、きっと、ばかり使っていても優柔不断な感じがしてしまうんですけど、それがまた日本語の面白いところだと思いたい。
いろんな事を認めて、たっぷりした気持ちで生活したいなあと思います。